2011 Fiscal Year Research-status Report
長時間保湿作用を有する保湿剤塗布による妊娠線出現予防効果の検証
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23792645
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山口 琴美 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40432314)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 妊婦 / QOL / 妊娠線 |
Research Abstract |
日本だけでなく海外を含め、今までの発表された研究では、妊娠線の発生機序や原因について明らかにされていない。また妊娠線により引き起こされる心理的な障害に関しても明らかにされていない。そこで、下記の実施を本年度行った。1、妊娠線の発生機序と原因を明らかにするため、(1)測定機器の借用;使用を予定している機器を借用し、操作方法の指導を受けた。(2)測定機器の予備調査;予備調査を行う上で、協力施設側のスタッフと実施方法の打ち合わせを行った。測定機器を借用し、対象者の募集を予定している施設にて研究代表者が予備調査を行った。月曜日の午前診から土曜日の午後診まで6日間行った。予備調査は、スムーズに終了したが、今後の研究を実施する上での問題点や改善点などが明らかになった。(3)各協力病院施設との連携;予備調査で明らかとなった問題点や改善点を検討した。今回の研究は比較対照実験であり、保湿による妊娠線予防効果を検証するため、効果的な指導方法を検討した。具体的な実施方法についてマニュアルを作成した。(4)倫理委員会への申請書類作成;研究代表者が所属する京都大学大学院医学研究科・医学部および医学部附属病院医の倫理委員会への承認を得るため、倫理申請書を作成した。(5)文献検討;妊娠線に関する新たな研究論文が発表された場合、文献検討を行った。(6)新たな知見;学会や研究会などで新たな知見を得られるよう参加した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成23年度の初年度に比較対象実験をする予定であったが、倫理委員会の承認を得ることに予定よりも期間を要したため、初年度に研究をスタートすることができなかった。平成23年度3月に倫理委員会の承認が得られたため、早急に研究実施に移ることが可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理委員会の承認が得られたため、予定よりも早急に研究実施に移る。しかし、平成24年5月より収集したデータの分析を行う予定であったが、12月まで繰り下がることとなるため、研究発表や論文投稿の予定していた期間を短縮し、今後研究を実施していくこととなる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成23年度に研究実施予定であったが、倫理委員会の承認が遅れたため、平成24年度に実施することとなった。そのため、予定していた測定機器の購入が平成23年度ではなく、24年度となり、予算の繰り越しが必要となった。
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