2011 Fiscal Year Annual Research Report
「注意バイアス調整治療法」におけるストレス反応抑制効果の神経生物学的検討
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23830071
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
袴田 優子 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (30450612)
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Keywords | 注意バイアス調整治療法 / 認知バイアス / ストレス反応性 / ランダム化比較対照試験 / 核磁気共鳴画像(MRI) / 内分泌反応 |
Research Abstract |
本年度は,研究費採択が決定した秋期~年末にかけて,本研究実施にあたり必要不可欠な研究環境のセットアップを済ませ,年明け~研究をスタートさせた.具体的に行った内容は下記の通りである.現在までに,12名の参加者から基礎データを得ており,うち4名が年度末~介入プログラムの実施を開始している. 1)本研究課題について北里大学C倫理審査委員会に倫理審査申請を行い,2011年11月16日付で承認を受けた(C倫11-690). 2)北里大学病院本院放射線科・教授とミーティングを重ね,核磁気共鳴画像(MRI)装置を機能画像(fMRI)実験について連携体制を整えた.また本学の診療放射線技師2名に撮像時のデータ収集協力を得た. 3)大学本院MRI検査室に,fMRI実験課題中の脳活動を測定するために必用な反応記録装置(レスポンスパッド),そのケーブルを通過させる為の導波管の設置工事を行った(2011年12月). 4)fMRI中に提示を行う実験課題を作成した(E-primeという心理学実験ソフトウェアを用いてDot Probe TaskおよびDual Task Designのプログラミングを行った). 5)内分泌反応に詳しい独立労働安全研究所・研究員とミーティングを重ね,唾液コルチゾル検体キットの提供,および取得検体の解析について委託を依頼し,連携体制を整えた. 6)その他,測定に必要な質問紙や認知機能検査を手配した. 7)年明けより各学部の掲示板にチラシを掲示し,研究参加者募集を開始した.
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