2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23890088
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
茂谷 康 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (70609049)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | 自然免疫 |
Research Abstract |
本研究では発現クローニング法を用いて、細胞内の DNA を感知し IFN-β や CXCL10 などのサイトカイン産生を誘導する未知の細胞内 DNA センサーの探索を行った。レトロウイルスベクターに組み込んだcDNA のライブラリーを作製しCXCL10 遺伝子のプロモーターの下流で GFP が発現するレポーターが入っている MEF 細胞に導入後、DNA 刺激によって GFP を強く発現する細胞を FACS により分取したところ、DNA に対する応答性が非常に高い細胞クローンをいくつか単離することに成功した。しかしながら、これらの細胞にDNA センサーと思われる遺伝子のcDNAは挿入されていなかった。この結果は cDNA ライブラリー非依存的に単離された細胞クローンになんらかの遺伝子変化が起きたと考えられた。そこで、これらの応答性の高い細胞から cDNA ライブラリーを作製し直して再度発現クローニングを試みたが上手くいかなかった。 一方、発現クローニングを行う過程で STING という分子が DNA に対する応答に必要であり、 DNA の刺激に応じて二量体化し活性化されることを見出した。STING はDNA センサーの下流で働く重要な分子であることが既に報告されているが、STING の活性化因子や活性化機構は不明である。我々はSTING の二量体化を引き起こす分子が DNA センサーではないかとの予想のもと、現在生化学的アプローチにより STING 活性化因子の同定を試みている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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