• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Annual Research Report

地域における仏書の整理と保存-加越能の寺院で所蔵する古書を後世へ伝える試み

Research Project

Project/Area Number 23904012
Research Institution氷見市立図書館

Principal Investigator

森越 博  氷見市立図書館, 司書

Keywords古書 / 書誌学 / 資料保存
Research Abstract

○研究目的
今日、地域に伝来してきた古書が散逸の危機にさらされており、寺院や旧家などで和本等が発見されても、その価値が理解されず、ただの汚い書物として廃棄される場合が多い。これが原因で毎年、想像を絶する数の古書が失われていると考えられる。とりわけ現代では読む者の少ない、仏書の散逸が甚だしく、早急に古書の整理・保存を行う必要がある。
そこで、富山県・石川県全域に及ぶ加越能地域を対象として、この地域に適した古書の整理方法を確立し、これを普及させるための具体的な活動内容まで、研究することを目的とした。
○研究方法
加越能地域で古書を取り扱うときに必要な専門的知識を、分かりやすく提供するため、ハンドブックを作成する。その際は、砺波市芹谷の千光寺で行われた、ボランティアによる古書整理活動の、具体的なノウハウを盛り込むことにした。このハンドブックを、全国の図書館・博物館・寺院等へ配付して、古書整理に活用してもらう。
また氷見市教育委員会で講習会や展覧会を開催し、古書に関する知識を普及させるなど、散逸を防ぐ具体的な方法について研究する。
○研究成果
・4月から12月までに13回、千光寺でボランティア(会員15名)により古書整理作業を実施する。
・7月16日に「氷見の歴史・民俗講座」(氷見市教育委員会主催)で、古書に関する講座を開催する。
・11月1日から6日まで、氷見市立図書館において古書展を開催し、28部197冊を展示する。
・2月5日に『加越能古書整理の手引一古書を伝えるために』(A5版106頁)を500部刊行する。
2月から3月に、加越能地域をはじめ全国の図書館・博物館・寺院等へ、手引書を約200部配布する。

Research Products

(1 results)

All 2012

All Book (1 results)

  • [Book] 加越能古書整理の手引-古書を伝えるために-2012

    • Author(s)
      森越博
    • Total Pages
      106
    • Publisher
      氷見市史資料整理室

URL: 

Published: 2013-06-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi