2011 Fiscal Year Annual Research Report
生命がテーマのディベート導入による「ツールとしての英語力育成」の指導内容と方法
Project/Area Number |
23908022
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Research Institution | 清心中学校・清心女子高等学校 |
Principal Investigator |
問田 雅美 清心中学校・清心女子高等学校, 教員
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Keywords | ディベート / コミュニケーションツール / 英語力育成 |
Research Abstract |
1.研究目的 (1)ディベートで求められるスキルを指導することにより、生徒にツールとして英語を使いこなす自信を持たせ、自分の意見を積極的・論理的に伝えることのできる英語力を育成する。 (2)生命科学分野のディベートに必要な知識や問題意識を持つための指導や、他教科で実施しているスピーチ・ディベート・プレゼンテーションの指導を、英語のディベート指導と関連付け、教科横断型カリキュラムを開発する。 2.研究方法 (1)「英語ディベートを行うことで生徒の英語表現力を伸ばすことができる」という仮説を立て、生徒の変容から、ディベート指導の有効性を検証した。 (2)ディベート指導の長期的な計画を立てるとともに、他教科での学習内容や取り扱いの時期を調査し、協力を求めた。 3.研究成果 (Dディベート指導では「伝える」ことに重点をおいて指導を行った。発音・声量・ジェスチャーといったスピーチマナーだけでなく、自分の意見に理由をつけて述べる練習や、相手の意見に理由をつけて反論する練習を多く取り入れた。その結果、この1年で実用英語技能検定(英検)2級合格3名、GTEC for STUDENTSにおけるスコアも平均で546.5と1年前よりも85.1アップした。中でも、伸びにくいと言われているライティングにおいて平均15ポイント伸びていた。ディベートの指導が英検の二次試験の面接やGTECのライティングの伸びに効果があったと言える。また、生徒からは「英語で話すことに自信がついた」という感想も多く、英語力が伸びたという実感を持ったようである。 (2)教科横断型カリキュラムを意識して指導計画を立て、他教科とある程度の連携はとったが、まだカリキュラム策定には至っていない。継続的な連携の在り方を検討することが今後の課題である。
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