2011 Fiscal Year Annual Research Report
気付きの質を高め、自ら学び生活をつくる子どもの育成をめざした活動づくりの研究
Project/Area Number |
23909030
|
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
住田 順二 横浜国立大学, 教育人間科学部附属鎌倉小学校, 教諭
|
Keywords | 海の生き物 / 地域 / 学習環境 |
Research Abstract |
「材木座海岸」「和賀江島」を活動の対象に選び、そこでの学びを活動づくりのもとにすることで、「海の生きもの」などから学びが発生していき、子どもたちが自ら学びを広げていくことができた。中でもクラゲについては、生き物の中でも、神秘的な存在、多種多様であるという点から、子どもたちの調べる意欲を高め、追究していく態度をやしなうことができた。 身の回りに海の生き物を飼育できる環境をつくることにより、生き物への関心を持たせるきっかけとなり、もっと知りたい、もっと調べたい気持ちを育むことができた。家庭でも海の生き物に関するテレビ番組を意識して見るようになったり、それに関する本を用意したりするようなこともたくさん見られた。インターネット環境を整え、情報を入手する時間を用意することで、さらに追究していこうとする姿が見られるようになった。調べ学習の積み重ねと共に海の生き物に関する知識を得ると共に、それがかかわる自然環境にも目を向けるようになるなど、学習の広がりが見られた。 さらに水族館の専門家から年5回、学ぶことで、自分たちでは気づけなかったことに気づくきっかけとなり、その後の調べ学習に反映していくことができた。学習環境を整えることに子どもたちの学習意欲を高めるとともに、自主的な活動を促すことができた。休みの日には、家族で海に生き物を探しに行ったり、水族館に行ったりなど、生活の中でも海の生き物のとのかかわりが見られ、生活を豊かにしていけたと考える。
|