2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23910017
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Research Institution | 北海道北斗市立浜分小学校 |
Principal Investigator |
松村 浩良 北海道北斗市立浜分小学校, 教員
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Keywords | キー・コンピテンシー / 国際理解 |
Research Abstract |
【研究目的】キー・コンピテンシーを中心に据えた国際理解の授業実践をし、国際理解とキー・コンピテンシーとの関連性を明らかにすることを目的とする。 【研究方法】国際理解の学習の前後に各々1回、調査対象児童に対して、キー・コンピテンシーの3つのカテゴリーについての質問紙調査を行う。そして、国際理解の学習の前後で、質問紙調査の結果に有意差があるか調査する。また、調査対象児童の国際理解の能力と質問紙調査の結果について相関関係があるか調査する。さらに、国際理解を実践していない学校にも質問紙調査を行い、調査対象児童との結果に有意差があるか調査する。 【研究成果】質問紙調査では,国際理解の学習の前後、国際理解を実践していない学校との比較において、22項目のうち11項目において,危険率5%、1%で有意差が出た。有意差の出た項目をまとめると,「問題解決的な学習を通して,他の領域に活用することができ,自己肯定感をもてるようになった」となる。このことは,キー・コンピテンシー「知識や情報を活用する能力』と関わりがある。本研究では国際理解を進め,自己決定したり,自分の考えをまとめたりする機会を多く設定した成果と考えられる。 これらの調査から、「国際理解の学習を行うことでキー・コンピテンシーを育成できる」「国際理解を行っている学校にキー・コンピテンシーが高い」ことがわかった。また、操業実践質問紙調査の結果から、「国際理解の能力の高い子はキー・コンピテンシーが高い。」こともわかった。
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