2011 Fiscal Year Annual Research Report
理化学ガラス加工バーナーの標準ユニット化に関する教材開発
Project/Area Number |
23915017
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
渡辺 一功 大阪府立大学, 工学部・生産技術センター, 大学技術職員
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Keywords | ガラス細工 / パイレックスガラス加工 / ガラス細工バーナー |
Research Abstract |
1.研究の目的 本研究はガラス加工(バーナー細工)を行っている大学研究室、小中高校および民間企業が理化学ガラスのバーナー加工において基礎設備となるバーナーの選定、設置の計画を適切に行うため、加工用バーナーの標準ユニット化とその能力などを、ビデオラーニングを主体としてインターネット形式で学ぶことができる教材を開発、製作することである。ガラス技術者が身近に存在しないところでも標準ユニットを使用していることで、電話やメール等で技術相談を受ける際にもガラス技術者が具体的な方法、要領を質問者に対して伝えやすい。 そのため本研究で、過去からの蓄積されたガラス加工関係の文献を補間するため加工バーナー標準ユニットを開発、製作し教材とする。 2.研究方法 これからガラス細工を始めようとしている人を対象として、実際に行えるサイズを経験者として決定した。その後、市販されているガラス細工用バーナーで上記サイズの細工に適しており、入手容易な物を選定した。それが実際の細工へ温度、時間、ガス流量によってどのように作用するかを検証した。結果、想定サイズへの能力は十分に確保しており、ガス流量はガス圧力とバルブ開度によって、指定することができることを検証した。同時に、そのバーナーを机などに固定することができ、持ち運びも容易なユニットを設計し、製作を行なった。その情報をとりまとめ、初心者向けの標準ユニットとして、製作の手順を示すビデオファイルを製作し、ホームページにて公開した。 3.研究結果 パイレックスガラス細工に適したバーナーユニットを製作、奨励したことにより、初歩から始めようとする者にとって、どのようなバーナーを用意すればよいか、細工に困ったときに、直接ではなく費用のかからない電話などで相談、細工炎の大きさなどを技術者に尋ねることができるようになった。
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Research Products
(2 results)