2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
北限の水稲農耕文化は海峡を越えたかー水稲農耕文化の拡散過程の研究ー
Project/Area Number |
23H00008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 3:History, archaeology, museology, and related fields
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
上條 信彦 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (90534040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇田津 徹朗 宮崎大学, 農学部, 教授 (00253807)
高瀬 克範 北海道大学, 文学研究院, 教授 (00347254)
田中 克典 弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (00450213)
根岸 洋 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (20726640)
米田 穣 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30280712)
小野 映介 駒澤大学, 文学部, 教授 (90432228)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
文理融合的な分析方法により、稲作の拡大過程から北日本の水稲農耕文化の地域的独自性を解明する。「北の文化」と「中の文化」の接触域である「ボカシ」の地域の実態解明により、列島史のなかで北日本を再評価する。具体的には津軽平野低地部の弥生遺跡群の発掘調査、新たな農耕集落の探求、北日本定着の稲品種・栽培環境の検討などを行う。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
本研究は、津軽平野周辺において、水稲農耕の拡大期の稲作空間の把握、利用期間と生産量、水田造成技術の発達を検討する研究であり、列島史における稲作の普及という重要なテーマに迫るものである。本研究の成果は北日本全体に及ぼすことが可能であるだけでなく、東北アジアの農耕化の解釈に対しても重要な貢献をなすものである。
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