2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
エネルギー危機と1980年代のアジア国際秩序―アジア太平洋経済圏の形成を中心に
Project/Area Number |
23H00016
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 3:History, archaeology, museology, and related fields
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
秋田 茂 大阪大学, レーザー科学研究所, 特任教授 (10175789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 育人 奈良大学, 文学部, 教授 (20378491)
矢後 和彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30242134)
三重野 文晴 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (40272786)
菅 英輝 大阪大学, レーザー科学研究所, 招へい教授 (60047727)
神田 豊隆 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (70609099)
鎮目 雅人 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80432558)
南 和志 大阪大学, 大学院国際公共政策研究科, 准教授 (80865197)
藤澤 潤 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (90801100)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、1980年代のアジア国際経済秩序の変容を、グローバルヒストリー研究として再考する。1979年のエネルギー危機は、世界経済を1930年代初頭の「世界恐慌」に匹敵する深刻な経済危機へと陥らせた。その中で、危機を克服し持続的成長を遂げたアジア太平洋経済圏について、その形成と構造およびその変容、それが世界システムと現代世界にもたらした世界史的意義を解明する。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
これまで手薄であった現代史・戦後史に歴史学的に切り込もうとする意欲的な研究であり、1980年代を歴史研究の素材とするところに独自性と創造性が認められる。「なぜアジア太平洋地域はエネルギー危機を克服したのか」という明瞭な問いに対し、国際金融論・国際関係論と地域研究を接合する学際的な国際共同研究を行う計画になっており、積極的な国際発信が期待できる。
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