2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
パイオンと電子ビームを使ったハイパー核研究:異種量子線共同分光の創始
Project/Area Number |
23H00114
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 15:Particle-, nuclear-, astro-physics, and related fields
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
後神 利志 京都大学, 理学研究科, 助教 (20750368)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
中性子星内部の高密度環境下では、 Λハイパー核が自然発生すると考えられており、中性子星の内部構造の理解のためにはバリオン相互作用の理解、特に Λハイパー核と他の核子の相互作用の理解が重要である。本研究は米国JLabの電子ビーム、日本のJ-PARCの中間子ビームを用いてΛハイパー核の相互作用の実験をおこない、その理解を進めるものである。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
これまでに観測されてきたハイパー核の分光データは40種類程度であり、その数を増やしていくことは重要な研究である。二種類のビームを使用することで、ハイパー核の相互作用に対して多角的に理解を進めることが期待できる。また研究を行うJLabにおいても、最も優先して進めるべきプロジェクトと位置づけられており、着実な進展も期待できる。
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