2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
細菌シグナル及び細胞外膜小胞によるバイオフィルムへのシグナル伝達の解明
Project/Area Number |
23H05471
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Broad Section F
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
野村 暢彦 筑波大学, 生命環境系, 教授 (60292520)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾花 望 筑波大学, 医学医療系, 助教 (00722688)
豊福 雅典 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (30644827)
UTADA ANDREW 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (90776626)
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Project Period (FY) |
2023-04-12 – 2028-03-31
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Summary of the Research Project |
応募者は、細菌が作り出す膜小胞(メンブレンベシクル(MV))中にシグナル物質が含まれ、細胞間コミュニケーションに関与していることを明らかとした。一方、環境中において細菌は単体で存在するのではなく、バイオフィルム(BF)と呼ばれる細胞集団を形成しており、細胞間コミュニケーションがこの細胞集団形成に重要であるとされる。本研究は、BF中におけるMVによるシグナル伝達過程の可視化、BF構造や性質に与える影響を解析することで、細胞間コミュニケーションとBF形成の新たな側面を明らかにすることを目指す。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
微生物集団を自然に近い状態で観察するイメージング技術を開発しており、高い独自性がある。また、細胞間コミュニケーションとBF形成の新たな側面を明らかにする研究の成果は、バイオフィルム形成制御が課題となる医療分野や環境工学分野などへのインパクトが高い。
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