2023 Fiscal Year Research-status Report
Virtue in Global Ethics: theoretical and practical inquiries in forced displacement
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23K00006
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
池田 丈佑 富山大学, 学術研究部教育学系, 准教授 (50516771)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 難民 / 国内避難民 / 強制移動 / グローバル倫理 / 徳倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
今期は1年目ということで、倫理学ならびに国際政治学における徳倫理の扱いについて理論的精査を進めた。独自での研究成果にはまだ至っていないものの理論部についての研究進捗は順調であり、研究が間接的に反映された成果も2点出ている。24年度は学会発表(可能であれば国際学会)による成果還元にむけて準備する。
一方海外調査については、本課題に先立つ課題以降現地調査に大きな支障を伴っており、今年度予定していたインド渡航を断念した。これに代わって代替地として計画していたエチオピアの検討に入った。既に現地状況を含めた情報収集を複数完了させており、24年度に第1回調査を行いたい。これと別に、当初計画に合ったバングラデシュについても調査準備を開始する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
順調である部分とそうでない部分がある。理論上の精査は当初の計画通りに進んでおり、それを踏まえたものが間接的ながら成果として反映できている。一方海外調査については当初予定していたインド渡航を断念せざるを得なかったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目は理論部分についての議論の構築と公表、第1回海外調査の実施がメインとなる。具体的にはエチオピアとバングラデシュ、あるいはインドが候補地となる。エチオピアの場合アディスアベバにおける情報収集とインタビュー、バングラデシュ/インドの場合には情報収集とインタビューに加えて大学での調査を予定する。
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Causes of Carryover |
初年度の海外調査が実施できなかったためである。この分は24年度に使用したい。
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