2023 Fiscal Year Research-status Report
Effectiveness of English Learning Environment for Improved Generative Fluency through Acquisition and Learning of Collocation
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23K00516
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
森下 美和 神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (90512286)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 言語産出 / 流暢性 / コロケーション / ライティング / 英文作成支援ツール |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、効率的かつ効果的な英文作成支援ツールを開発し、これを使いこなすためのオンライン教材を作成することを目的としている。そのため、1)コロケーションの知識や運用能力にはどのような特徴があるか、また英語の習熟度による違いが見られるか、2)コロケーションの知識や運用能力および流暢性は、英文作成支援ツールを使用することによってどのように向上する可能性があるか、また英語の習熟度による違いが見られるか、3)英文作成支援ツールにおいて、どのようなフィードバックの形式や方法が最も有効か、という各項目について、非英語母語話者を対象に調査を行い、彼らの誤用傾向を詳しく分析しておく必要がある。 2023年度は、研究代表者が担当する授業の受講生を対象に、コロケーションの知識や運用能力についていくつかの調査を行い、国内外の共同研究者とともにその結果を分析中である。 これまでの調査や他大学の研究者との共同研究の成果を含め、本研究課題に関連する研究については、2件の口頭発表(うち1件は国際学会の現地での発表)を行い、年度内に1件の学術論文が発行された。さらに1件の学術論文が採択されており、2024年度に発行予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
科学研究費助成事業の研究課題として採択される前から、国内外の研究者から成る研究チームを立ち上げ、研究計画立案やデータ収集などを行っていたため、データ分析やそれに基づく研究発表などを順調に進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、2023年度同様数回の台湾出張を行い、現地での打合せや口頭発表を予定している。研究代表者が担当する授業の受講生との比較のため、英語の熟達度が異なることが想定される他大学の研究協力者の授業の受講生を対象に、コロケーションの知識や運用能力についての調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
2023年度までの研究課題の研究期間を延長したため、本研究課題と合わせて2件の研究代表者となり、それぞれ十分な時間を取れないところがあった。2024年度は、本研究課題に集中して調査・分析を行う予定である。
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