2023 Fiscal Year Research-status Report
Database creation of English spoken in Cambodia and analysis of its phonetic features
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23K00575
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
坂本 文子 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 准教授 (00968670)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 世界諸英語 / 英語教育 / 音声学 |
Outline of Annual Research Achievements |
【交付申請書に記載した「研究実施計画」の 1年目(2023年度)】 (1) 4月ー7月: アンケート調査の送付と回収 (2) 8月ー2月: 収録(第1弾)→データベース化 (3) 3月: 不十分なところの明確化 【実施状況】 (1)について: 英語学習の経歴、現在の英語使用状況、自身の英語についての内省等、17項目から成るアンケート用紙を作成し、4人のカンボジア語を母語とするかたがた(女性2名、男性2名、全て20代)にそのアンケートを実施しました(emailにて)。アンケート回収後、分析し、4人全てについて、日常的に英語を用いており流暢な英語使用者であること、そして、ネイティブの英語ではなくカンボジア語の母語話者らしさのある英語を話すと判断し、本研究のインフォーマントになってもらうことに決めました。 (2)について: 英語の全ての母音音素と子音音素を、それらのありうる出現位置(語頭、語中、語末)を念頭に置いた英単語のリストを作成しました(約100単語)。そして、2023年9月の現地調査で、4人のインフォーマントに発音していただき、録音しました。同現地調査では、あわせて300 words程度のパッセージ(SNSについてのパッセージ)の読み上げの録音データとSNSについてのどう思うかについての自由発話も録音しました。 (3) について: 2024年度に行う「分析」のためには、インフォーマントの(英語ではなく)カンボジア語の発音も必要であることに気づきました。夏季休業中に予定している現地調査では、インフォーマントの英語の発話のみならずカンボジア語の発話の音声データも録音する予定です。(この現地調査は、前倒しして2023年3月に行うことになっていましたが、私事情でかないませんでした。)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「(2)おおむね順調に進展している」とした理由は、上記の「研究実績の概要」に記した通り「交付申請書に記載した研究実施計画の 1年目(2023年度)」が実施されたことです。 「(1)当初の計画以上に進展している」とならなかった理由は、翌年度(2024年度)の研究活動を先取りした現地調査を行う予定であったものの、私事情で実施できなかったことです。
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Strategy for Future Research Activity |
【交付申請書に記載した「研究実施計画」の2年目 (2024年度)】 (1) 音声データの分析 (2) 収録(第2弾)→データベース化 (3) 不十分なところの明確化 【2024年度の研究の推進方策】 「研究実施計画 2年目」を実行いたします。
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Causes of Carryover |
「交付申請書」に記載の翌年度の予定を前倒しして現地調査を行うため。
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