2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of Mobile Family Intervention for Anorexia Nervosa: Empowering Families through AI Utilization
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23K02964
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
白石 直 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30632989)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 敦朗 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10315880)
市川 太祐 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (30824619)
谷津 裕子 宮城大学, 看護学群, 教授 (90339771)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 投影法検査分析アプリ / 生成AI / 自然言語処理 / 質的研究 / 神経性やせ症 / 思春期 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度に実施した研究の成果は、生成AIによる診療録のテキストデータ分析システムを構築したことである。 神経性やせ症(Anorexia Nervosa:以下、AN)は、有意な低体重と体重増加に対する強い恐怖、ボディイメージの障害を特徴とする精神疾患である。特に思春期の女子に多く見られ、身体的・精神的な健康に深刻な影響を及ぼす。国内外の研究者が質的研究の手法を用いて患者に調査を行い、疾患が患者に及ぼす心理社会的な側面を明らかにしている。思春期の患者は、洞察力や言語力の乏しさから、成人の患者と比べ心理社会的な側面の解明が難しい。しかし、新たな側面の知見を得ることは、思春期のAN患者の評価や治療を発展させる意義がある。 近年、生成AIが自然言語分析を革新し、その解明を投影法心理検査のテキスト分析を通して可能とした。そこで生成AIのうちGPT-4を駆使して診療録から文章完成テスト(Sentence Completion Test:以下、SCT)のテキストを分析し、思春期のAN患者の親子関係を始め心理社会的な側面を理解するため、投影法検査分析アプリを開発した。投影法検査のSCTは、被験者のパーソナリティを能力的・情意的・指向的・力動的の4側面と身体的・家庭的・社会的の3要因から把握する。アプリは、患者個人のSCTの生成AIによる分析結果をアップロードし、その個人の3要因(身体的・家庭的・社会的)と基本感情の強さを表示することを機能とする。この機能は、質的アプローチを通し、思春期のAN患者の心理社会的な側面の新たな仮説を生成するため重要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度の目標は、診療録のテキストデータをAIにより分析し、思春期のAN患者の新たな心理社会的な側面を同定することとしたが、同定、さらに仮説形成まで至っていないため
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Strategy for Future Research Activity |
思春期のAN患者の心理社会的な側面の新たな仮説を生成するため、構築した生成AIによる診療録のテキストデータ分析システムを活用した質的研究の完遂を進める。平行して、患児の食行動異常に対する両親の対処力を向上させるアプリの開発を進める。
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Causes of Carryover |
今年度、患児の食行動異常に対する両親の対処力を向上させるアプリの開発の着手まで研究が進捗しなかったため、次年度使用額が生じた。
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Research Products
(4 results)