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2023 Fiscal Year Research-status Report

インプラント周囲炎による骨欠損の完全回復を目指した新規抗菌性骨補填材の開発

Research Project

Project/Area Number 23K09277
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

竹村 陽子  九州大学, 大学病院, 助教 (60778869)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鮎川 保則  九州大学, 歯学研究院, 教授 (50304697)
森山 泰子  九州大学, 歯学研究院, 助教 (50452769)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywordsインプラント周囲炎 / インプラント周囲骨吸収 / 骨補填材
Outline of Annual Research Achievements

口腔インプラント治療は、歯を失った患者の重要な選択肢の1つである。しかし、超高齢社会となりインプラントが口腔内で機能する期間が長くなるにつれ、インプラント周囲炎に罹患する患者が増加し社会的な問題となっている。インプラント体が異物のため免疫機構が働きづらく感染に弱く、インプラント体表面は骨との結合を向上するために粗造面であり感染源の除去が難しく、歯根膜がないため咬合直が直接負荷されオーバーロード(負担過重)になりやすいといった特徴があり、一旦感染、炎症が生じると進行が早く、感染が制御できても骨欠損の改善は難しい。そこで、新たな治療方法としてインプラント周囲骨再生を可能とすることを目的とし、骨誘導能と抗菌性を併せ持つ骨補填材の開発を行うことを目的とし研究を行っている。当研究室で開発された注入可能で垂直的骨増生能力を持つフルバスタチン含有生体吸収性複合材料に新たに抗菌性を付与し、インプラント周囲炎により発生した骨欠損の再生療法を目指している。
本年度は研究スタートのため、動物実験申請を行い倫理審査を通過した。その後インプラント周囲炎ラット顎骨モデルの確立のため、動物実験を始めている。ラット顎骨インプラント埋入モデルの作製は安定しているので、インプラント周囲炎罹患ラットの安定した確立のため解析を進めているところである。また、抗菌性の付与に関して、骨補填材との割合や作成方法の確立を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

家庭の事情と診療、教育業務とのバランスのため、研究時間に制約があり、現時点ではやや遅れている。しかしながら、研究手技も確立できてきており、今後はよりスムーズは進行が期待できる。

Strategy for Future Research Activity

来年度は、骨補填材の材料学的性質の検討を進めることと、インプラント周囲炎ラットモデルの確立をまず目的とし実験を進める。研究計画の変更はなく、計画に準じて進める。

Causes of Carryover

骨補填材料の製作に関して予定よりも進まず余剰が生じた。その分次年度、骨補填材料の製作と解析に使用し、研究を進めていく予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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