2023 Fiscal Year Research-status Report
Treatment of interstitial lung disease associated with dermatomyositis by complement suppression
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23K15221
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
財前 圭晃 久留米大学, 医学部, 助教 (40624490)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 皮膚筋炎 / 抗MDA5抗体 |
Outline of Annual Research Achievements |
エロンゲーションファクター1αプロモーターを用いてヒトMDA5の全長蛋白を全身性に発現させたhuman MDA5-TGマウスを新たに作製した。そして抗ヒトMDA5抗体を投与して皮膚筋炎様症状が全身に出現するか観察した。ここまでの検討において肺や皮膚への病変形成について検討を行ったが、病変が軽微であり今後さらに検討を要する。それ以外の臓器では肝に異常所見が見られていたため、肝病変についてさらに検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していたヒトMDA5の全長蛋白を全身性に発現させたhuman MDA5-TGマウスを作成し、抗ヒトMDA5抗体を投与して傷害を誘発するマウスを作成したが、想定していた肺病変や皮膚病変の形成が乏しく検討を要する。また肝の異常所見が見られており、こちらもさらに検討を要する。
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Strategy for Future Research Activity |
ヒトMDA5の全長蛋白を全身性に発現させたhuman MDA5-TGマウスにおいて観察された肝の異常所見についてさらに詳細に病理学的機序を検証する。また、病変が乏しかった皮膚や肺病変について既報の実験結果を踏まえてさらに検討を加える。
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Causes of Carryover |
本年度の研究で得られた結果を病理組織学的に検討するための費用として使用し、さらに本計画で実施する補体C3遺伝子欠損マウスの作製とその検討を次年度予算を使用して実施する。
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