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2023 Fiscal Year Research-status Report

シェーグレン症候群におけるFam20Cおよびオステオポンチンの役割の解明と治療への応用

Research Project

Project/Area Number 23K16119
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

浪花 耕平  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (40967866)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywordsシェーグレン症候群 / Fam20C / オステオポンチン
Outline of Annual Research Achievements

本研究の大前提となるシェーグレン症候群の唾液腺組織でのFam20Cおよびオステオポンチンの発現と局在について、ヒトシェーグレン症候群症例の口唇腺生検組織切片および粘液嚢胞症例の摘出検体組織切片で、Fam20Cおよびオステオポンチンの免疫組織化学的染色を行い、確認を試みた。しかし条件設定に難渋しており、確固たる染色性を確認するに至っていない。一方で、シェーグレン患者からの唾液サンプルの回収は進んでおり、今後コントロール群の唾液サンプルとともに蛋白質の抽出および網羅的解析を行う予定である。上記に加え、正常ヒト唾液腺腺房細胞株(NS-SV-AC cell)、導管細胞株(NS-SV-DC cell)を用いて以下の解析を行う予定である。
①RT-qPCR、Western blottingによるFam20CとOPNのmRNA、蛋白質の発現解析。
②Fam20Cノックダウン細胞を用いたRT-qPCR、ELISA、Phos-tag SDS-PAGEによるOPNの発現量およびリン酸化状態の解析:各細胞株に種々のサイトカインを添加する。各細胞株を培養後、mRNAおよび蛋白質を回収し、OPNの発現量とそのリン酸化状態の変化を解析する。
③免疫細胞(THP-1 cell、Jurkat cell)の遊走能の解析:導管細胞株(NS-SV-DC cell)にIFN-γを添加すると免疫細胞の走化性が上昇することはすでに報告されている。NS-SV-DC cell にsiRNAを用いてFam20CをノックダウンさせたのちIFN-γを添加し、をmigration assayにて解析する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本研究の大前提となるシェーグレン症候群患者の唾液腺組織におけるFam20Cおよびオステオポンチンの発現を免疫組織化学的染色にて解析を試みたが、予備実験の段階でヒト組織での染色性の確認に難渋しており、その発現を蛋白質として確認できていないため。

Strategy for Future Research Activity

複数社の1次抗体を用いて免疫組織化学的染色を行う。場合によっては外部委託を利用する。またシェーグレン患者および健常者からの唾液サンプルを回収し、蛋白質の抽出および網羅的解析を行う予定である。

Causes of Carryover

研究計画の遅れにより次年度使用額が生じた。翌年度分の研究費と合わせて、今後免疫組織化学的染色に使用する抗体、細胞実験に必要な試薬、プロテオーム解析に使用する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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