2023 Fiscal Year Research-status Report
高齢者の舌細菌叢dysbiosisを制御する真菌群の網羅的探索
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23K16229
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
朝川 美加李 九州大学, 歯学研究院, 助教 (90852583)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 舌マイクロバイオーム / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はまず、既存の舌苔検体を用いて真菌ITS2領域および細菌16S rRNA遺伝子(V1-V2領域)構成解析を実施した。真菌および細菌共通配列プライマーを用いて各遺伝子を網羅的に増幅後、次世代シークエンサーIon PGMを用いて増幅断片の塩基配列を解読した。その後、解読された塩基配列をもとに真菌および細菌構成を明らかにした。また、定量PCR法を用いて総真菌量および総細菌量を測定し、高齢者の健康状態に関連する舌真菌叢および細菌叢の特徴を検討した。さらに、高齢者施設を訪問して新たに舌苔検体採取、口腔診査、および質問紙調査を実施した。採取した舌苔検体についてはDNAを抽出し、真菌全ITS領域解析のための準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
既存の検体解析によって高齢者の健康状態と関連する舌真菌叢および細菌叢の特徴をおおまかに把握することができ、解析系に問題がないことを確認できた。さらに、当初の計画どおり新規検体を採取することができたため、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
新規に採取した舌苔検体について真菌全ITS領域構成解析を進め、細菌dysbiosisおよび高齢者の健康状態に関連する真菌構成の特徴を明らかにする。
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Causes of Carryover |
本年度はロングリードシークエンスの受託解析を実施しなかったため、次年度使用額が発生した。次年度は受託解析実施予定である。
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Research Products
(1 results)