2023 Fiscal Year Research-status Report
精神科看護師のワーク・エンゲイジメント向上に有効な感情調整方略の特定
Project/Area Number |
23K16430
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
向畑 毅 兵庫医科大学, 看護学部, 講師 (90784447)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | ワーク・エンゲイジメント / 看護師 / 精神科 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「精神科看護師のワーク・エンゲイジメント(WE)向上に有効な感情調整方略の特定」である。方法としては2021年度獲得の科研の若手研究の調査研究の結果を土台としている。特に患者看護師関係(患者から看護師へのポジティブな反応)とWEの正の関連に注目している。これは私たちのレビュー論文が示す「精神科看護師のWE向上には患者要因が重要である」という結論を応用している。また私たちがこれまで研究してきた感情調整方略および情動知能の視点からいくつかの方略が浮かび上がってきている。ここからWE向上に有効と思われる感情調整方略の仮説を構築し検証することが本研究の全体像となる。そしてこれは将来のWE向上プログラムにつながっていく。しかし、一つ前の研究成果である「患者看護師関係(患者から看護師へのポジティブな反応)とWEの正の関連」を論文として出版し、エビデンスとして認めてもらうことが時期的には優先されるため、論文化にエフォートをかけている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID19の影響で後ろ倒しになっている研究の成果を土台としているため1~2年遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
全体としては、精神科看護師のWE向上に有効な感情調整方略の仮説を生成し、それが本当にWE向上に有効なのかを検討していく必要がある。測定するための尺度を開発(あるいは既存尺度を翻訳)する必要があると考えており、その計画書を作成中である。具体的には、患者看護師関係から働き甲斐を生み出すために物理的にどのような行動をとり、心理的にどのような考え方を持つべきかを検討する。次にそれを実行している人は本当にWEが高いのかを検証する。
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Causes of Carryover |
本研究は一つ前の研究成果を土台とするため、その研究の論文化(エビデンス化)にエフォートを費やしたため当該年度は予算執行が少なかった。次年度は、研究目的であるWE向上に有効な方略の仮説の検証のための研究を実施する。調査票を使用するため、調査票作成費用、郵送費用、分析ソフト購入費用等が必要になる。
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