2023 Fiscal Year Research-status Report
虚血性心疾患をもつ就労者のレジリエンスの特性に応じたオンラインプログラムの開発
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23K16442
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Research Institution | The Japanese Red Cross Akita College of Nursing |
Principal Investigator |
北林 真美 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (10756472)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 虚血性心疾患 / 就労者 / オンラインプログラム / 就労継続 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、研究者がスタート支援において実施した研究により、虚血性心疾患患者のQOLはレジリエンスに関連があるという前提に基づいて実施している。 本研究の目的は、虚血性心疾患をもつ就労者のレジリエンスの特性に合わせたオンラインプログラムを開発することである。本研究により、虚血性心疾患をもつ就労者のQOLの向上、具体的には離職防止と虚血性心疾患の再発・虚血性心疾患の再発を招く可能性がある合併症の予防に貢献することができると考えられる。 本研究は、3段階のステップを計画している。第1段階では、研究者がオンラインプログラムを作成し、デルファイ法を実施する。第2段階では、第1段階で作成したオンラインプログラムを実施し、検証を行う。第3段階は、第2段階で実施したオンラインプログラムの評価を経て修正したオンラインプログラムの実施し、検証する。 現在は、第1段階のオンラインプログラムの作成に取り組んでいる。第1段階の具体的な方法は、研究者が文献やインタビュー調査を実施した結果をもとにオンラインプログラムの素案を作成し、デルファイ法を用いて医療従事者や患者会に意見を問うものである。 現在の進捗状況は、研究者によるオンラインプログラムの素案を作成している段階である。今後は、倫理審査を申請する予定である。デルファイ法を実施することにより、多くの医療従事者や患者から意見をいただき、オンラインプログラムの精度を高める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本来であれば、オンラインプログラムの素案を有識者に確認していただく段階であるが、オンラインプログラムの素案作成を行っている。理由は、素案作成の方向性の検討に時間を有したこと、参考図書や文献の収集、デルファイ法を実施に協力できる対象の選定に時間を要しているためである。今後は、研究のエフォートをあげて取り組みたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はオンラインプログラムの素案を完成とデルファイ法への協力者募集を平行して実施し、計画を軌道に戻したい。
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Causes of Carryover |
研究進捗状況に遅れが生じ、予定していた物品購入や旅費、人件費を支払うことなかった。次年度は、研究を遂行し、今年度予定していた予算を施行する。
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