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2023 Fiscal Year Research-status Report

Investigating Forest Campsite Needs through Social Networking Sites' Big Data

Research Project

Project/Area Number 23K17132
Research InstitutionForest Research and Management Organization

Principal Investigator

小田 龍聖  国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (20848973)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords森林空間利用 / キャンプ / 計量テキスト分析 / テキストマイニング / コンテンツツーリズム
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、森林キャンプ場に着目し、都市住民による森林の活用について、SNSデータ、WEBアンケート調査、インタビュー調査から分析し、効率的な森林利用施設の整備につながる都市住民の利用ニーズの把握およびSNSデータの活用によるデータ収集の妥当性の検討を目的としている。2023年度では、SNS上でのキャンプ場に関わる投稿についてデータ収集と分析を進めてきている。具体的には、X(旧Twitter)のAPIを活用し、キャンプを中心に森林空間を利用するレジャー、あるいはキャンプに関連する用語を含む投稿を1年分収集した。
実績としては、X(Twitter)から収集したキャンプに関するデータのうち、キャンプ場をテーマとしたアニメ作品に関わる投稿について、テキストマイニングによって分析した結果を2023年度日本造園学会全国大会で報告した。レジャー利用者の集中するゴールデンウィーク中に投稿されたデータから、投稿中の地名を抽出・計量し、当該作品中に登場する地名の出現頻度を分析した。キャンプをテーマとした作品の関連スポットを巡るコンテンツツーリズムを目的とした旅行者であっても、キャンプ場そのものの投稿が多いわけではなく、周辺の施設、観光スポットを利用する日帰り型の旅行者が多いことが示唆された。また、キャンプ場間での投稿数を比較すると、定期バス等の交通アクセスやバンガロー等の施設が良好なキャンプ場で投稿数が増える傾向が見られ、施設整備が利用者にとって重要であることが示唆された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予定していたSNS(旧Twitter、X)で、APIを中心としたデータ収集に関する仕様の変更があったが、適宜対応して当初予定していた1年分のSNSデータの収集は無事に完了し、分析を進めることができた。投稿に添付された画像の分析については、仕様変更への対応に一定の時間を取られたため、一部を2024年度に繰り越すことにしたが、あわせてキャンプ場以外の森林空間利用に関するテキストデータの収集ができたため、森林キャンプ利用のニーズを、他の森林レジャーと比較して多角的に分析するための準備が進められた。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は、2023年度にSNSから収集したデータをもとに、森林のキャンプ場利用に対して、利用ニーズを直接的に把握するためのWEBアンケートを実施する。

Causes of Carryover

X(旧Twitter)でデータ収集に関わるAPIを中心とした仕様変更が急遽実施され、コードの書き換え等の対応に予定外の期間を必要となったため、2023年度についてはテキストデータの分析に集中することとし、画像データの分析に関係する費用については2024年度に繰越とした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] コンテンツツーリズムにおけるキャンプ場の利用ニーズに関する分析 -『ゆるキャン△』と聖地巡礼を事例に-2023

    • Author(s)
      小田龍聖
    • Organizer
      2023年度日本造園学会全国大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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