2024 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a multdimentional palatform for assessing effects and toxicity of active compounds in cannabis
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23K18387
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| Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
石井 晃 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30252175)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
名取 雄人 名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (80610104)
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| Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2025-03-31
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| Keywords | 医療用大麻 / 微量活性成分 / 合成カンナビノイド / 液体クロマトグラフィー / 質量分析 / メタボロミクス |
| Outline of Annual Research Achievements |
大麻は、しばしば乱用される薬物であるが、一方で医療への多様な応用が期待されている。医療目的としては、制吐剤、AIDSによる消耗状態等に対する食欲の増進、多発性硬化症における疼痛の改善、非がん性の慢性疼痛のコントロール、難治性てんかんの治療等がある。本研究では、最終的には、天然大麻の微量成分について、薬理作用及び有効性評価の多面的プラットフォームの作成し、個々の微量活性成分の探索プロジェクトにつながる方法論を構築する。本年は、神経系の培養細胞において、大麻抽出物(CS)と、CB1レセプターアンタゴニスト(AM251)ないしCB2アンタゴニスト(AM630)を作用させ、代謝に与える影響をメタボロミクス的手法で解析した。 マウス視床下部由来GT1-7細胞を6-well plate に播種し、翌日、終濃度で、CSは 1 mg/ml、AM251ないしAM630は10 microMになるように各薬物を添加し、3ないし24時間後に細胞を回収した。細胞は、凍結処理後、上清をクロロホルム・水で抽出し、代謝物をメトキシアミン・ピリジン及びMSTFAで誘導体化した後、GC/MS/MS分析を行った。 メタボロ―ム解析では、3時間後ないし24時間後採取試料において、それぞれ99成分と102成分を対象とした。アンタゴニストのみで変動したものを除去すると、3時間後では70成分、24時間後では78成分が対象となった。3時間後の試料では、CB1アンタゴニストで変動した成分は8成分、CB2アンタゴニストで変動した成分は3成分で、CB受容体の影響を受けなかったのは3成分であった。24時間後に採取した試料ではCB受容体を阻害してもCSによる代謝物の有意な変動は認められなかった。これらの結果から、大麻による代謝変化の中で、CB受容体を介さない代謝物変動の可能性が示唆された。
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