2020 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔通信システム運動指導ツールの開発と社会実装の評価に関する研究
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20H04016
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岸本 裕歩 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (00596827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楢崎 兼司 福岡工業大学, 社会環境学部, 教授 (70549477)
山津 幸司 佐賀大学, 教育学部, 教授 (90299579)
小池 城司 福岡大学, 医学部, 准教授 (90325522)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 遠隔通信 / 運動指導 / フレイル予防 / 地域高齢住民 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は研究項目①②および③のPR活動が課題であった。 ①は遠隔運動くん2のプロトタイプを制作・検証することであった。COVID-19の感染拡大の影響を受け、オンラインによる通信技術が飛躍的に向上した。これにより、様々な媒体を用いたオンライン通信が当たり前の時代となった。遠隔運動くん2も既存のオンラインソフト(ZoomやTemas等)を基盤に構築することができた。結果として、遠隔運動くん2のオンライン通信は、iphoneを1台あれば通信が可能となり、高齢者でも簡単に操作できることが確認できた。しかし、画面の拡大する点で課題が残った。具体的には、プロジェクター投影は明るい部屋対応(3000ルーメン以上)であっても、遮光が必要であり、COVID-19への対策も必要な社会環境下では不向きである。さらに、48インチの大型ディスプレイを購入して試行したが小さく、70インチ程度のディスプレイが必要であることが判明した。 ②ではIoTを活用した運動中の心拍計測と動作のリアルタイム計測が検討課題であった。検討予定としていたVisionPoseも飛躍的な技術開発を達成し、具体的な導入の可能性も見えている。現在、業者と交渉中であり、2021年度には遠隔運動くん2への搭載を具体的に検討する。 ③について、COVID-19の感染拡大の影響を受けたことから、予定していたPR(健康イベント・PR講演会)はほぼ開催できなかった。しかし、2021年3月にPRできる機会が得られたため、研究の紹介を行った。対象候補者245名に実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の感染拡大の影響を受け、予定していた課題の進行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度の1年間は準備期の後半にあたることから、可能な限り準備を進める。もし、COVID-19の感染拡大の影響が2022年度にも及ぶ場合には、遠隔運動の実施場所を、徒歩圏内の集まりの場から自宅へ変更することも検討する。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Midlife and late-life diabetes and sarcopenia in a general older Japanese population: the Hisayama Study2020
Author(s)
Kimitaka Nakamura, Daigo Yoshida, Takanori Honda, Jun Hata, Mao Shibata, Yoichiro Hirakawa, Yoshihiko Furuta, Hiro Kishimoto, Tomoyuki Ohara, Sanmei Chen, Takanari Kitazono, Yasuharu Nakashima, Toshiharu Ninomiya
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Journal Title
J Diabetes Investig
Volume: ー
Pages: ー
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Prevalence and mortality of sarcopenia in a community-dwelling older Japanese population: the Hisayama Study2020
Author(s)
Kimitaka Nakamura, Daigo Yoshida, Takanori Honda, Jun Hata, Mao Shibata, Yoichiro Hirakawa, Yoshihiko Furuta, Hiro Kishimoto, Tomoyuki Ohara, Takanari Kitazono, Yasuharu Nakashima, Toshiharu Ninomiya
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Journal Title
J. Epidemiol
Volume: 31
Pages: 320-327
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Effect of isometric tongue lifting exercise on oral function, physical function, and body composition in the elderly2021
Author(s)
Asuka Tani, Shinsuke Mizutani, Kiyomi Iyota, Harukaze Yatsugi, Saori Oku, Tianshu Chu, Xin Liu, Hiro Kishimoto, Haruhiko Kashiwazaki
Organizer
Kyudai Oral Bioscience & OBT Research Center Joint International Symposium 2020
Int'l Joint Research
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