2024 Fiscal Year Research-status Report
Development of Software-Eco System Infrastructure Using SPDX
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23K28065
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
井上 克郎 南山大学, 理工学部, 教授 (20168438)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞鍋 雄貴 (真鍋雄貴) 福知山公立大学, 情報学部, 講師 (20625339)
横森 励士 南山大学, 理工学部, 教授 (40379152)
KULA RAULA・GAIKOVINA 大阪大学, 高等共創研究院, 教授 (80749094)
神田 哲也 ノートルダム清心女子大学, 情報デザイン学部, 准教授 (90780726)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Keywords | SBOM / 利用状況 / SBOM利用ツール / SBOMデータセット / SPDX |
| Outline of Annual Research Achievements |
ソフトウェアエコシステムを構成するプロダクトの安全性や健全性を検証するために、ソフトウェア部品表(SBoM)を用いることが推奨され、Linux Foundationが開発したSPDXがその一実現方法として普及が進んでいる。本研究では、様々なプロダクトの特性や関連の情報をSBOMの要素として抽出する方法を確立する。また、得られた種々の情報からエコシステムモデルを作り、その安全性や健全性を効率的に分析する方法を開発する。さらにSPDXの表記法や分析技術の普及を図り、分析情報付きのSPDX形式のメタデータが広く普及・流通することを目指している。 本年度は、SPDXをはじめとしたSBOMの普及状況を、ソフトウェア開発者が利用する代表的なQ&AサイトであるStackOverflowを利用して、分析した。その結果、一般の開発者がSBOMを利用するにあたり実際に直面した課題は「SBOM ツールのユースケースの網羅性に不足がある」、「各種要件を満たすSBOMを生成できない」、「SBOM ツールに不具合がある、または利用方法が不明瞭である」の3つであることがわかった。 また、SBOMを用いてソフトウェアの依存関係に関する情報を提供するSBOM利用ツールが開発されているが、その評価用のためのSBOMデータセットはほとんど存在していない。このため、SBOM データセットを効率よく生成する方法を開発した。これはオープンソースのSBOM 生成ツールを利用して不完全なSBOM の生成し、自動修正と手動修正を経て,最終的に完全なSBOM を作成している。 このほか、SPDXの簡略化手法や、ライブラリ部品の分類手法、ソフトウェアエコシステムにおける脆弱性情報の分類手法などの研究を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初目的としたSBOMの利用状況に関しての研究は、StackOverflowからデータ収集・分析し、利用に関しての問題点があることがわかり、その後の研究方針に役立てることができた。また、この研究結果の発表も行った。 また、ソフトウェアの実行環境からSBOMを作成する研究に関しても、SBOM生成ツールは一般に不完全な情報しか出力しないことが判明し、それを自動的に補い、さらに不足する部分は手動で補う方法について開発することができ、完全なSBOMのデータセットを作成することができた。 今後、このデータセットを拡充していろいろなSBOMを蓄積し、評価していく予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
引き続きSPDXの利用ツールのためのSBOMデータセットの充実を図る。データセットの構築方針はほぼ決まったが、まだ100個程度のSBOMしか生成することができていない。これを1000個近くのデータセットまで拡充したい。 また、C/C++のソフトウェアパッケージに関して、それらを管理するための共通的なパッケージマネージャは存在しないが、それらに対しても、SBOMを自動生成するための手法を検討し、開発する。これらは、単に静的な情報の収集だけでは困難と思われるので、リンク時の情報を活用し、実質的に有用なライブラリ情報を収集するようにする。また、この方式で生成したSBOMの評価も行いたい。 そのほか、SBOMに含まれるソフトウェアライセンスの自動判定に関して、機械学習を用いた効率の良い手法の開発も行いたい。 SBOMに関して、新しい版が公開され、ソフトウェアに対するSBOMのみならず、データや機械学習モデルに対しても応用が期待されている。これらの応用に関しても、現実的に何が問題になるか、どのような自動化手法でSBOMが作られるか、などを検討したい。
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| Causes of Carryover |
横森らの研究では、SPDXに関連した支援システムへの応用を目的として,ソフトウェアシステムのレビューの分類に基づく支援法について議論を行い、機械学習などの技術の支援システム内での活用方法や、改良の方向性について知見を得ることができたが、改良手法の統合などまでは行うことができず、予算の一部が執行できなかった。2025年度では、それらの改良方法をまとめて支援システムとして活用する方法や、対話型AIなどの支援システムへの活用方法について、必要となる計算機資源を整備し、手法の構築および検証を進める。その成果をもとに国内会議などで議論を深める予定である。 神田らの研究では、エコシステム分析基盤のプロトタイプを構築した。このプロトタイプに関する論文が国際会議に採択されたため、本格的な評価のために予定していた機材購入を、国際会議で得られた意見を整理してから行うこととした。このため、次年度使用額が生じた。2025年度では、今年度までに開発した分析基盤の評価を本格化する予定である。評価には多くの計算機資源が必要になるため、繰越分とあわせ、必要となる計算機資源を整備するために使用する。
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[Presentation] On Categorizing Open Source Software Security Vulnerability Reporting Mechanisms on GitHub2025
Author(s)
Sushawapak Kancharoendee, Thanat Phichitphanphong, Chanikarn Jongyingyos, Brittany Reid, Raula Gaikovina Kula, Morakot Choetkiertikul, Chaiyong Rakhitwetsagul, Thanwadee Sunetnanta
Organizer
The IEEE International Conference on Software Analysis, Evolution and Reengineering (SANER 2025), Early Research Achievement, Montreal, Quebec, Canada.
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