2023 Fiscal Year Research-status Report
ヒト胸腺発生の理解に向けたiPS細胞と胎児組織の統合トランスクリプトーム解析
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23KK0136
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
濱崎 洋子 京都大学, iPS細胞研究所, 教授 (10362477)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 拓也 京都大学, iPS細胞研究所, 准教授 (60546993)
Pretemer Yann 京都大学, iPS細胞研究所, 特別研究員(PD) (80986894)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2026-03-31
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Keywords | 胸腺 / iPS細胞 / 再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
胸腺は獲得免疫システムの中心を担うT細胞の産生に特化した免疫臓器である。主たるストロマである胸腺上皮細胞(TEC)の先天性発生異常は、致死性の免疫不全や自己免疫疾患の発症につながることから、TECはT細胞の正常な発生と選択に必須である。本研究では、申請者らが確立したヒトiPS細胞からin vitroでTECへ分化成熟させる誘導培養系を用いて経時的に採取したサンプルと、英国で入手可能なヒト胎児由来胸腺組織を用いて、単一細胞トランスクリプトーム解析を実施する。各々から得られたデータを種々のバイオインフォマティクス技術を駆使して統合し、多様な機能性を有するTECサブセットの詳細な発生trajectoryとそれらの分子制御機構を明らかにする。本研究を、代表者らが直接英国に出向き研究を実施することで、日本と英国との国際連携をより強固にするとともに若手研究者が海外経験を積むことでさらなる育成を目指す。今年度は、iPS細胞からTECの分化誘導・成熟の過程で8つのタイムポイントで経時的データの取得を完了し、英国側ともdiscussionしながらデータ解析を行いつつ、来年度の渡英に向けて準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本側・英国側両方で概ねサンプリングを終え、解析を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
英国に出向いてiTECとヒト胎児胸腺とのデータを統合し、iTEC分化誘導系のヒト胸腺発生モデルとしての妥当性を検証する。
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Causes of Carryover |
渡英時期が来年度の方が双方にとって都合がよく、2024年度にデータ統合のために代表者と分担者が渡英予定である。その旅費として予算を使用することを計画している。
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Research Products
(7 results)