2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24243046
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
武石 彰 京都大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (60303054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 雅俊 一橋大学, 商学研究科, 准教授 (20411019)
中川 功一 大阪大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (40510409)
原 拓志 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (60252756)
椙山 泰生 京都大学, 経営学研究科, 教授 (70323467)
鈴木 信貴 長岡技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70572832)
菊谷 達弥 京都大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (80183789)
若林 直樹 京都大学, 経営学研究科, 教授 (80242155)
小阪 玄次郎 上智大学, 経済学部, 准教授 (90582297)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 経営学 / 企業間分業 / 競争力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本企業の企業間分業の実態とその競争力への含意を分析することを目的とし、このテーマを共有する複数の研究プロジェクトから構成された。自動車、エレクトロニクス、医薬品・バイオテクノロジー、工作機械、素材、流通など、競争上のポジションと問題を異とする多様な業種を題材にして、多様な分析手法(定量分析、定性分析)に基づきながら、日本企業の企業間分業の実態について個別に実証研究に取り組むとともに、これらの研究を相互に連携させながら、全体として企業間分業に関する経営学・経済学の新たな知見の可能性を探ることを目指して進められた。 本年度は、個々の研究において、これまで収集してきたデータ(各種資料・文献の収集、内外でのインタビュー調査、海外アンケート調査)を用いて、実証分析を行い、国内外の学会・ワークショップ等での研究発表や論文の投稿・公表を行い、研究成果を広く発信しながら、フィードバックを受ける機会を設けた。 個別研究をこのように進める傍らで、前々年度、前年度に引き続き、本年度においても、研究分担者が一同に会して、お互いの研究内容・成果について報告し、意見交換する機会を設け、研究内容についての相互に助言を交換するともに、共通のテーマ、とくに「非連続な変化と企業間分業の相互作用」という問題関心についての理解、議論を深めた。そこでは、業界や企業により状況やメカニズムは異なるが、成果をあげている企業間分業は、一方で緊密性(人的、資本的、地理的、資源的)を活用しつつ、他方で広く開放性を追求・探索していくという側面を持っており、この一見矛盾する二つの課題に取り組むための工夫や努力が成否をわける鍵になっていることが示唆された。こうした視点・論点に立ちながら、今後、個々の研究をさらに進めるとともに、引き続き問題を共有し、相互に交流しながら研究を深化・発展させていくことを確認した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)