2012 Fiscal Year Annual Research Report
参加型臨床実習生の質の確保のための獣医学共用試験の開発的研究
Project/Area Number |
24248054
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
吉川 泰弘 北里大学, 獣医学部, 客員教授 (80109975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅井 史敏 麻布大学, 獣医学部, 教授 (00511677)
尾崎 博 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30134505)
遠藤 大二 酪農学園大学, 獣医学部, 教授 (40168828)
山下 和人 酪農学園大学, 獣医学部, 教授 (60244844)
北川 均 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (70144003)
新井 敏郎 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (70184257)
高井 伸二 北里大学, 獣医学部, 教授 (80137900)
杉山 誠 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (80196774)
上地 正実 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (90296426)
鎌田 寛 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (30139050)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 獣医学教育 / 共用試験 / CBT / OSCE / 参加型実習 |
Research Abstract |
平成24年度は、計画に沿って、平成28年度からの獣医学共用試験本格実施に向けて、共用試験委員会の下に全国16大学の教員で構成される①vetCBT小委員会②vetCBT問題内容検討部会③vetCBT問題フォーマット・マニュアル小委員会④vetOSCE準備小委員会⑤トライアル実施小委員会⑥広報小委員会を4月に立ち上げた。本年度の研究目標は、CBT問題の作成と問題精選を実行し、平成25年度に予定されているトライアル試験への準備である。そこで、vetCBT問題作成に関する3つの小委員会が、HP上で問題作成と問題精選が可能となるソフトの開発を行った。そのソフトを利用して、獣医学モデル・コアカリキュラムの項目に沿って全国獣医系大学教員に出題を依頼し、7720題の問題を集めた。続いて、全国の獣医系大学教員がHP上で問題精選が可能となるソフトの開発と、同時に科目毎に問題精選委員をvetCBT小委員会から依頼し、問題精選組織体制を構築した。現在、問題精選を実施し、精選ソフトの問題点の解決など基本動作のチェックを含め、ソフトの改良を行っている。vetOSCE準備小委員会は、医療面接を核として、4つのステーションでの試験を検討した。具体的な医療面接のシナリオ、犬身体検査、子牛身体検査、無菌操作・皮膚縫合が予定され、ステーションで用いる犬と子牛のシミュレーターの開発も同時に手がけた。広報委員会は、HP上に共用試験に関する情報をアップしている。これらの事業と同時に、全獣医学系教員の共用試験への理解と協力を得るために共用試験に関するアンケート調査を実施し、510名からの回答を得た。アンケート調査の詳細について、現在解析を行っている。平成24年度の秋と春の獣医学会において、第7回と第8回の獣医学教育改革委員会並びに教育改革シンポジウムを開催し、獣医学会会員に向けた情報の共有と啓蒙活動を展開した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
CBT問題作成ソフトの開発と7720題の問題の作成、問題精選委員会体制の確立と問題精選作業の実施が現在も続いている。OSCE準備委員会も医療面接から身体検査までの試験内容について検討を開始した。平成24年度の計画は全て実施され、その経過も順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
共用試験幹事会(小委員会の正副委員長で構成)を定期的に開催し、それぞれの問題点をチェックし、春と秋の獣医学会の際には獣医学教育改革委員会並びに教育改革シンポジウムを開催し、情報の共有と研究推進に努める。
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Research Products
(3 results)