2016 Fiscal Year Annual Research Report
State Politics of India at the Time of Globalisation: Comparative Analysis of All the 28 States on Development, Ecology and Violence
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24251003
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
吉田 修 広島大学, 社会科学研究科, 教授 (60231693)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北川 将之 神戸女学院大学, 文学部, 准教授 (00365694)
上田 知亮 東洋大学, 法学部, 准教授 (20402943)
石坂 晋哉 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (20525068)
田辺 明生 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (30262215)
油井 美春 広島大学, 現代インド研究センター, 特任助教 (50634440)
志賀 美和子 専修大学, 文学部, 准教授 (80401157)
木村 真希子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (90468835)
舟橋 健太 龍谷大学, 南アジア研究センター, 研究員 (90510488)
中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | インド / 州政治 / 比較 / 開発 / 政治学 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度であるため、国内研究会を愛媛大学で1回のみ、2日間にわたって開催したほか、インドのバンガロールに所在する、南インド随一の社会科学系研究研修機関である社会経済変化研究所(Institute for Social and Economic Change, ISEC)において、12月に国際セミナー「インドにおける州政治、ガバナンス、そして開発State Politics, Governance and Development in India」を開催した。国際セミナーには日本側から本科研関係者7名、インド側からは同研究所の7名を含む11名の合計18名が参加、報告し、インド各州に固有の政治発展の課題を多角的に討論した。本セミナーでは、インド政治を州政治としてとらえ比較研究することについて、インド側に新たな視点を提起する意義を持つものとなった。報告のあるものではインド側と日本側とが同一の課題について論点を出し合って、活発な討議が行われた。セミナー終了後、州政治研究をめぐって同研究所と本科研のホスト校である広島大学との研究交流をさらに続けていくことで合意した。 本科研では、言語州として発展してきたインドの諸州がグローバル化というインパクトを受けながらどのように個性的な発展を遂げてきたか、あるいは遂げようとしているのか、を、政治学にとどまらず、社会学、人類学、経済学などさまざまなアプローチを通じて解明し、平和的で多様な民主主義を発展させたインドの事例を、人類に指し示しうる貢献として提示することを目指してきた。本科研のメンバーによる研究の蓄積をインド側と交換するこの国際セミナーにおいて、主権国家の枠組みを前提としつつ州を単位とする多様な政治的発展を許容してきた結果今日の安定を築いたインドの事例は、アジア発の政治理論として今後の政治学研究に新たな視点を提供するという点をインド側研究者と共有できたことは、本研究の大きな成果であると考えている。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(80 results)