2014 Fiscal Year Research-status Report
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24300003
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
田村 明久 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50217189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 克弘 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40213722)
小田 芳彰 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (90325043)
南 美穂子 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70277268)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 離散最適化 / 離散凸解析 / マッチング / 戦略的頑健性 / アルゴリズム / 配属問題 |
Outline of Annual Research Achievements |
(テーマ1)の戦略的頑健性の研究については論文としてまとめ,戦略的頑健性は経済学的側面が強い性質のため学術雑誌American Economic Reviewに投稿した.また,国際会議7th Symposium on Algorithmic Game Theory等において共著者が論文発表を行った. (テーマ2)については,2つの成果を論文としてまとめそれぞれ学術雑誌Journal of Operations Research Society of JapanとJapan Journal of Industrial and Applied Mathematicsに投稿し,前者は掲載が決定し,後者は1度目の査読が終了した状態だがマイナーエラーの修正のみの要請に従い,再投稿した状況である.後者については,国際会議や国内学会での発表も行った. (テーマ5)については,新たな結果も付加したサーベイ論文を執筆し,学術雑誌Journal of Operations Research Society of Japanの特集号に掲載された. (テーマ3)「配属問題での不均衡の是正」と(テーマ7)「マッチングモデル以外の離散配分問題への拡張」を合わせたテーマとして,3つの離散凹評価関数を導入することで単純なマッチングモデルでは扱えないモデルを提案し,配属問題の不均衡是正に応用するというものに取り組み,ある程度の理論的成果を得た.このテーマは実用面で発展性があるものと期待している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
7つのテーマのうち,(テーマ1),(テーマ2),(テーマ5)の3つのテーマについては完成された成果を得て,学術雑誌に掲載済み,掲載決定あるいは投稿済みの状況である.(テーマ3)と(テーマ7)の2つのテーマについては計画通りの成果を得ており,2015年度内には学術雑誌に投稿できる状況である.最終年度で(テーマ4)と(テーマ6)に取りかかる状況である.
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Strategy for Future Research Activity |
(テーマ3)と(テーマ7)に関する研究をまずは終了させ,(テーマ4)と(テーマ6)に取りかかる.一方,既に得た成果について実用面での貢献についても実施する予定である.
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Causes of Carryover |
2014年度予定していた海外出張を取り止めたため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本研究課題遂行上、多くの関連研究者らと議論を行い最新の情報を得ることは、非常に重要なことである。よって国内外で開催される研究集会に積極的に参加し情報収集するとともに、研究成果を発信していく。具体的には、4月にイギリスの国際研究集会に参加し、6月には福岡、9月には大阪、10月には浜松での学会に研究協力者とともに参加し、発表および情報収集を行う計画である。 また、専門知識を有する大学院生に、研究成果のソフトウェア化に伴う作業を依頼する予定である。そのために謝金を使用する。
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Research Products
(7 results)