2014 Fiscal Year Annual Research Report
幼児の生活習慣分析に基づいた生活リズム向上戦略の展開
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24300244
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泉 秀生 郡山女子大学, 家政学部, 講師 (40633920)
佐野 裕子 聖徳大学, 児童学部, 准教授 (50596088)
浅川 和美 山梨大学, 総合研究部, 教授 (60283199)
松尾 瑞穂 国際学院埼玉短期大学, 幼児保育学科, 助教 (90592949)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 幼児 / 生活習慣分析 / 保育 / 子育て / 生活リズム / 運動奨励 / 睡眠リズムづくり / 朝食摂取 |
Outline of Annual Research Achievements |
幼児期からの生活習慣の乱れを改善する活動を、全国の都道府県や市区町村と連携しながら展開した。2014年度に、指導・実践を行った地域は、79地域であった。主な活動は、①1歳から6歳までの幼児の生活習慣の実態を調査し、その結果をまとめて、各地域の行政や保育・教育団体に提出・報告した。さらに、希望者には個別健康カードを作成し、個別の健康づくりへの意識化を図った。②生活リズムづくりに関する講演会と、それに寄与する運動を生活化するための実践や家族のふれあい活動の実技講習を開催した。 生活習慣調査および講演会を実施した各地の担当者358名を対象に、本研究グループの活動評価に関する調査を行った結果、9割以上の担当者が、子どもの栄養・運動・休養と生活リズムの大切さを認識し、8割が日常の保育や教育活動の中で、生活リズム向上を目指した活動や指導を展開し、運動あそびや親子ふれあい活動などを導入していた。そして、保護者や子どもたちの生活リズム改善に向けての意識が向上し、早寝早起き、朝食摂取と朝の排便をする幼児の増加、登園時刻の早まりや、午後あそびの充実などの効果が得られ、子どもたちが元気になってきたことが明らかとった。 生活リズム向上戦略として、(1)運動を導入した生活を習慣化するよう、講演会と運動実践の実技指導を積極的に行い、「からだを動かすこと」が健康的な生活習慣づくりや自律神経機能の亢進に有効に働くことを理解してもらった。(2)運動の実践による、夜型化した生活リズムの改善効果を実証した。(3)運動啓発、体力づくり、親子ふれあい運動ポスターを作成し、それらの啓発効果を確認した。 これらの成果を、日本保育学会、日本保育園保健学会、日本レジャー・レクリエーション学会、日本幼児体育学会、アジア幼児体育学会で発表した。そして、研究成果をもとに、子どもの生活リズム向上マニュアルを作成した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(61 results)