2013 Fiscal Year Annual Research Report
歴史教育におけるジェンダー視点の導入に関する比較研究と教材の収集及び体系化
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24310196
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
三成 美保 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (60202347)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
姫岡 とし子 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (80206581)
荻野 美穂 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (60194479)
桜井 万里子 東京大学, 人文社会系研究科, 名誉教授 (90011329)
井野瀬 久美惠 甲南大学, 文学部, 教授 (70203271)
久留島 典子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70143534)
小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
富永 智津子 宮城学院女子大学, 付置研究所, 研究員 (90217547)
小川 眞里子 三重大学, 人文学部, 特任教授 (00185513)
香川 檀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (10386352)
羽場 久美子 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70147007)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ジェンダー / 歴史教育 / 比較 |
Research Abstract |
本年度は、「ジェンダー史教育の現状・ジェンダー史教材の開発に関する国際比較」及び「ジェンダー史教材の調査・収集・整理・体系化」をめざして共同研究を行い、以下の実績をあげた。(1)ジェンダー史教材の出版準備、(2)研究会ホームページの開設準備、(3)ジェンダー史教育の国際比較、(4)ジェンダー史教材の調査・収集、(5)学際的成果の取り込みである。 (1)は、『歴史を読み替えるージェンダー視点から見た世界史』として、2014年5月末に刊行予定である。高校世界史教科書にあわせて章節を設定し、ジェンダー視点からの解説と関連史料・資料を紹介した。同書の刊行にあわせて、(2)の研究会ホームページを公開する。同ホームページには、紙幅等の関係で書物では紹介しきれなかった史料・資料を掲載するほか、ジェンダー史研究・教育に有用な各種情報を載せる。 (3)(4)(5)については、研究会及び研究会合宿を実施して検討した。科学史・古代ギリシア史・東南アジア史について報告・検討したほか、中国とドイツについて各国の高校・大学で学んだ大学院生(留学生)に教育の実態・教材について報告してもらい、日本との比較を行った。これらの成果は、研究会ホームページに掲載予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ計画どおり、順調に研究会で議論を重ねている。書籍刊行は予定よりやや遅れたが、すでに校了し、2014年5月には刊行予定である。また、研究会ホームページは予定より早く、書籍刊行と同時に公開する見通しとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究成果の出版にあわせて、研究会ホームページを公開するとともに、公開シンポジウムを行う。その後の研究成果は、研究会ホームページで随時発信する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
2013年度(2014年2月)に計画していた研究成果の書籍出版が2014年5月に遅れたため、シンポジウム開催予定(当初予定2014年3月)が2014年7月に変更になった。その結果、シンポジウム用に残しておいた予算50万円を2014年度に繰り越すこととした。 2014年7月末実施予定の公開シンポジウム「歴史教育とジェンダー(仮)」に必要な経費として繰り越した50万円を使用する。
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Research Products
(48 results)