2014 Fiscal Year Annual Research Report
ヨーロッパ文学の可能性と限界―統一性と多様性の相克をめぐる地域文化的研究
Project/Area Number |
24320060
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石井 洋二郎 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90134402)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 信彦 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (10175888)
齊藤 文子 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (20240731)
アルヴィ なほ子(宮本なほ子) 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (20313174)
竹村 文彦 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60197332)
中尾 まさみ 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (60207719)
鈴木 啓二 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70187722)
村松 真理子 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (80262062)
安岡 治子 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90210244)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 記憶 / ガリア / セルバンテス / 共同体 / ヴォロディーヌ / ドストエフスキー / モデルニスモ / シェリー |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、本年度もまた、資料収集、シンポジウム、講演会等に関し、予定通り計画を実行できた。 ① 国内外で、基本的な資料の購入・収集を行った。 ② 2014年6月28日に開催されたシンポジウム『地域のかたち 記憶のかたち』に、本助成事業研究分担者二名(鈴木、斎藤)が参加し、ヨーロッパ文学と記憶に関する発表を行った。2015年1月には、フランスから作家のアントワーヌ・ヴォロディーヌ氏を招聘し、講演会、シンポジウムを開催した。2015年3月30日に、本助成事業を総括する研究会を開催し、鈴木、アルヴィ、足立、竹村、村松が研究報告を行なったほか、安岡も書面で報告を行った。 ③石井はパリのフランス国立図書館で資料調査をおこない、ナダールに関する論文3編を発表した。中尾は20世紀ヨーロッパ文学と帝国の関わりについて学会発表を行ったほか、英国で研究者との意見交換、資料収集も行った。アルヴィは、シェリーの影響について考察し、本科研の報告会ではイギリス文学とヨーロッパ・ロマン主義との共時性について報告を行った。鈴木は、②のシンポジウムに参加して報告を行ったほか、19世紀後半のフランス詩の動向に関する論文を発表した。足立は、9月に渡欧し資料収集と論文執筆の準備をおこない、帰国後、論文を執筆した。安岡は、東方教父をめぐるミニ・シンポジウムで報告を行ったほか、ドストエフスキー著『白夜/おかしな人間の夢の翻訳を進めた。齊藤は、シンポジウムでセルバンテスを取り上げながら記憶と文学に関する発表を行ったほか、平成27年秋に刊行予定のボラーニョの小説の翻訳を進めた。竹村は、スペインとラテンアメリカのモデルニスモ期の文学に関する文献を中心に資料収集を続行し、学術論文を発表した。村松は、G.ダンヌンツィオに関する展覧会・シンポジウにおける研究成果を論集として監修したほか、伊日研究学会年次大会で招待講演者として発表した。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|