2015 Fiscal Year Annual Research Report
体験連動型ユビキタス・外国語教育メディア自動配信システム国際的実利用環境構築
Project/Area Number |
24320107
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
藁谷 郁美 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (70306885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 英幸 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (80227579)
清木 康 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (10169956)
太田 達也 南山大学, 外国語学部, 教授 (50317286)
倉林 修一 慶應義塾大学, 環境情報学部, 講師 (70458959)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 外国語教育 / e-ラーニング・コンピュータ支援学習(CALL) / 教育工学 / ドイツ語学習 / 教授法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、平成27年度に繰り越した資金を使用して、研究代表者および研究分担者の共同執筆の形で、研究業績内容を論文として執筆した。平成27年度にドイツ州立ブレーメン大学にて開催された国際学会(IDT)で口頭発表をおこない、全発表件数から、優秀研究のみが学会事務局より採択され、論文執筆の権利を獲得した。その結果を受けて、同学会ジャーナルに投稿し、査読審査を経て採択された。論文タイトルは次の通りである:"SNS als Lernraum - Ein kontext-sensitiver Blog-Editor als Interface zwischen formellem und informellem Lernen"(学習環境としてのSNS - コンテキストに連動したブログライティングにみるフォーマル・ラーニングとインフォーマル・ラーニングの学習環境機能)。原稿は2015年12月の段階で学会編集部へ提出されており、現在、印刷中の段階である。本研究論文では、これまで積み重ねてきた研究内容を踏まえて、分析対象を特に学習言語によるライティング運用能力の変化に置いた。背景には教室内のフォーマル・ラーニングで観察される現象が、教室外のインフォーマル・ラーニングの空間と密接に連動しており、そこに学習者個別の体験と連動した学習言語による発信の場があること、そしてこの発信の場がSNS上の相互的コミュニケーションとして時空間を超越した、連続したコミュニティーを形成していることに拠っている。この状況を学習環境の場としてライティングの支援システムを構築することは、学習者の日常性と学習環境の乖離を阻止することにもつながると想定できる。今後はこの結果を踏まえて、さらに学習者行動の分析およびライティング運用能力の変化に関する評価を捉えていく必要があると考える。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)