2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24330066
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
渡会 勝義 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80097196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新村 聡 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (00167561)
小峯 敦 龍谷大学, 経済学部, 教授 (00262387)
江里口 拓 西南学院大学, 経済学部, 教授 (60284478)
石井 穣 関東学院大学, 経済学部, 准教授 (10587629)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 人口 / 貧困 / 福祉 / 国際比較 / 分配 / 平等 / 貧困救済 / 雇用 |
Research Abstract |
今年度は最終年度に向けて研究代表者、分担者は、各担当部分について論文を書き、学会や研究会で報告をして、論文を完成させ、可能な限り英文化して、最終的な英文研究書の出版に向けて準備を進めた。同時に外国研究者を招聘して国際比較の側面の充実を図った。 まず研究代表者の渡会は、9月9日にフランスのリヨンでにおいて開催された国際コファレンスにおいてリカードウの経済学について報告し、20014年3月19日に早稲田大学で開催された国際コンファレンスにて日本の二宮金次郎の救貧思想について法報告した。分担者新村は5月のEshetでアダム・スミスの分配論について報告した。また214年3月の早稲田でのコンファレンスではアダム・スミスと平等について英語で報告した。分担者小峯は、『ベヴァリッジ報告』に関する論文を公刊するとともに、3月の早稲田でのコンファレンスでヴェバリッジが追求した経済学像について報告した。分担者石井は、9月10日のリヨンでのコンファレンスでハイエクのリカードウ効果について報告し、3月の早稲田でのコンファレンスではジョン・バートンの人口と貧困および貧困対策について英語で報告した。分担者江里口はウェッブ夫妻のナショナル・ミニマム論について論文を刊行した。 20014年3月の早稲田でのコンファレンスには、イタリアのサレント大学からCosimo Perrotta教授を招聘し、18世紀のスミスと同時代に活躍したナポリ大学のAntonio Genovesiの経済思想について報告してもらい、議論を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度中に招聘する予定であったであったインドとアメリカの研究者の招聘が相手方の事情によって実現できなかった。これは次年度の9月に実現する予定である。その他には、分担者の1人に、家庭の事情(病気入院)により、研究が多少遅れたケースがある。それ以外はほぼ計画通りたっせいしたと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は計画の最終年度であるので、研究成果を英文の研究書として出版する準備を具体的に行う。外国研究者を含めた編集者を決め、研究代表者および分担者の研究論文と招聘したが外国研究者の論文により構成する本の具体的な計画を作り、出版に向けて編集を進める。この研究プロジェクトは、「経済思想史における人口・貧困・福祉:国際比較研究」であるので、ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジアの諸国について研究論文をできるだけ多く収録したいと考えている。そのために、次年度は国際コンファレンスを2回開催し、できるだけ多くの外国研究者を招聘する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定をしていたインドとアメリカからの研究者の招聘が、相手方の事情で実現できなかったので、次年度の9月に実現するように変更したこと、および論文の英文チェックの一部を次年度に送ったことにより次年度使用額が生じた理由である。 前年に実現できなかったインドとアメリカからの研究者の招聘を9月に実現し、国際ワークショップを開催する予定である。また論文の英文チェックを今年度分を合わせて依頼する。
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Research Products
(13 results)