2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24330066
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
渡会 勝義 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80097196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新村 聡 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (00167561)
小峯 敦 龍谷大学, 経済学部, 教授 (00262387)
石井 穣 関東学院大学, 経済学部, 准教授 (10587629)
江里口 拓 西南学院大学, 経済学部, 教授 (60284478)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 人口 / 貧困 / 福祉 / 不平等 / 社会福祉 / インド、 / マルサス / バートン |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、研究代表者(渡会)の体調が夏から秋にかけて悪かったので、当初の予定通りには進まなかったが、計画の半分以上は実現した。その一つは、インドにおける人口と貧困、移民に関する研究者を見いだし協力関係を築くことができたことである。具体的には、Australian National Universityのインド人教授、Raghbendra Jha 氏を招聘し、研究会を開くことができ、十分に討論することができた。 研究代表者渡会以外の分担者は、それぞれの分担に従って、着実に研究を進めた。すなわち、新村はアダム・スミスにおける功利主義と平等・不平等の問題を研究し、成果を上げた。小峰は、ベヴァリッジと福祉思想に関する研究をいっそう進め、国内外の学会にて発表した。また成果の一部を英文図書として公刊した。江里口は、イギリスのホブハウスの福祉思想および福祉政策論の研究を進めた。石井は、マルサス、マルクス、そしてバートンにおける人口と貧困に関する思想を研究し、国際学会などで発表した。 なお、今年度は、代表者渡会の体調不良があり、予算の一部を次年度に繰り越さざるを得なかった。次年度はその予算を使って、国際比較研究をさらに進めるとともに英文での成果発表を積極的に行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度は夏から秋にかけて研究代表者、渡会の体調がよくなく、研究の中断を余儀なくされたこと、また同じ事情により外国研究者の招聘準備が予定通り進まなかったため特に国際比較研究の面で研究の遅れが生じたことが主な理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は昨年度より繰り越した予算を活用して、まず国際比較研究を充実させる。特に今ま研究者を招聘していなかった国から研究者を招聘し、ワークショップを開催する。今までの研だ究成果を英文図書としてまとめ、公刊する準備を進める。今までに書かれた論文を整理し、テーマにしたがってまとめることが主な作業となる。内容的に不足する分については、各担当者に論文を新たに執筆してもらい、英文化する。以上が今年度予定している主な計画内容である。
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Causes of Carryover |
今年度は、研究代表者の渡会が、夏から秋にかけて体調が悪く、準備不足のため外国研究者の招聘が予定人数の半分(3人)にとどまったこと、渡会自身の外国学会での発表の予定が実施不可能となったことが、その理由である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
昨年度できなかった研究代表者渡会の外国学会での成果発表を実施する。昨年予定していて実現できなかった外国研究者の残り2人を招へいしワークショップを開催する。いままでの研究成果を英文図書として公刊するための、英文校正および編集費用に残りの予算を充当する予定である。
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Research Products
(13 results)