2014 Fiscal Year Annual Research Report
心的外傷後ストレス障害に対する認知処理療法の効果検証と治療メカニズムの解明
Project/Area Number |
24330204
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
堀越 勝 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, センター長 (60344850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 展彰 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10251068)
樫村 正美 日本医科大学, 医学部, 講師 (00550550)
高岸 百合子 駿河台大学, 人文社会・教育科学系, 講師 (40578564)
福森 崇貴 徳島大学, その他の研究科, 准教授 (50453402)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 認知行動療法 / 心的外傷後ストレス障害 / 認知処理療法 / PTSD / 集団療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
国際的なガイドラインにおいて、心的外傷後ストレス障害に対してはトラウマに焦点を当てた認知行動療法が最も治療効果が期待できるとして推奨されている。認知処理療法(Cognitive Processing Therapy: CPT)は、Patricia A. Resickによって開発された、心的外傷後ストレス障害に対する認知行動療法であり、個人療法としても集団療法としても実施される。われわれは認知処理療法の我が国での実施可能性を検討するため、個人版CPTと集団版CPTについての予備試験を実施してきた。 個人CPTにおいては、これまでに26名が研究に紹介され、選択基準を満たした17名が登録となった。現時点で得られた主要評価項目であるClinician Administered Scale for PTSD(CAPS)の結果としては、CPT前後で得点が約半分に低下し、その6ヶ月後もさらに減少傾向を示していた。集団版CPTにおいては、これまでに12名が研究に紹介され、選択基準を満たした7名が登録となった。現時点で得られた主要評価項目CAPSの結果としては、個人CPTと同様に減少傾向を示していた。 また、2014年7月に開催されたConsultation Workshopには4名が参加し、CPTのConsultationを実施する資格を得た。さらに、認知処理療法の開発者であるResick博士を日本に招へいし、研修会を実施する計画を立て、準備を進めてきた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)