2014 Fiscal Year Annual Research Report
多機能マイクロバブルの生成・制御・破壊に関する研究開発
Project/Area Number |
24360067
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高木 周 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30272371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一柳 満久 上智大学, 理工学部, 准教授 (00584252)
杉山 和靖 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (50466786)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 混相流 / マイクロ流体 / 気泡力学 / 医療応用 / 超音波 / マイクロチャンル / ドラッグデリバリーシステム / 物質輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度、達成に至らなかったアビジン修飾したガラス流路の内壁に,ビオチンで表面修飾したマイクロバブルを吸着させることに成功した。実験では、斜めに傾けたシャーレに対して、ビオチン修飾したマイクロバブルを含む水溶液を流し、浮力の影響で上昇していく気泡をアビジン-ビオチンの結合による捕獲することを試みた。ガラスでできたシャーレの底面全面をBSAでコーティングし、そのうちの半面のみアビジンコーティングを行った。その結果、アビジンコーティングした面のみに、ビオチン修飾したマイクロバブルを選択的に接着させることに成功した。 昨年度との違いは、マイクロバブルを加えた水溶液の成分の影響を徹底的に検討した点にある。具体的には、マイクロバブル吸着に成功した溶液では、純水に体積比で10 % のグリセリンおよびプロピレングリコールを加えた混合水 (GPW),リン脂質である1,2-distearoyl-sn-glycero-3-phosphocholine (DSPC)に加えて,(a) 1,2-distearoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine-N-[methoxy(polyethylene glycol)-2000] (DSPE-PEG2000),(b) DSPE-PEG2000・NaCl ,(c) DSPE-PEG2000-biotin・NaClを混合した脂質溶液を用いた.(a)-(c)いずれの脂質もDSPCとモル比で1:9となる様に調合している.NaClを加えた影響が大きく、これにより最終的には選択的吸着が可能となった。 マイクロバブルを制御する技術に関しては、昨年度に引き続き超音波音場による気泡制御技術の開発を進め、本年度は同軸で径の異なる二種類の超音波発生器を用いて、超音波焦点で超音波が打ち消し合う素子を用いて、気泡を制御する方法について検討した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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