2012 Fiscal Year Annual Research Report
都心再生に向けた回遊型実証社会実験による都市計画マネジメント手法の構築
Project/Area Number |
24360253
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
嘉名 光市 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70381978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀口 朋亨 大阪市立大学, 都市研究プラザ, 特任講師 (20568448)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 都市/地域計画 / 実証社会実験 / 都市計画マネジメント |
Research Abstract |
研究の立ち上げ段階として、国内外事例調査(回遊型社会実験データベース)と、研究プラットフォームの確立および実証実験の実施に向けたプラットフォームの構築、基礎的な回遊型社会実験の試行を行い、研究基盤の確立をはかった。 【回遊型社会実験データベース】海外:エリア・マネジメントと連動させて、都心再生に回遊型社会実験や規制緩和、包括占用等の仕組みを積極的に取り入れているアメリカ都市の取り組みを調査した。具体的には、ニューヨーク市:Lower East Side NY BID、the Bryant Park Corporation(地権者の負担金以外の主要な収入がある2団体)、サンアントニオ市:Paseo del Rio Association(River Walkのマネジメント団体)を訪問し、関係者に対するインタビュー調査を行った。 国内:オープンスペースを賑わい利用する取り組みを定着させている都市を対象に、その取り扱いの変遷および時代の変化に対応した都市像の変化を踏まえた回遊型社会実験の実施状況等について調査を行った。具体的には、福岡県福岡市・屋台政策インタビュー、北九州市・勝山橋オープンカフェの利用実態調査を実施した。 【実証社会実験】都心エッジ型として、平成23年度にすでに取り組んでいるプレ社会実験の成果を活かし、仮設船着場をネットワークした舟運社会実験と沿川市街地店舗と連携したテラス、水辺バル等の回遊実験を実施した。既成市街地型としては、公開空地を活用した賑わい社会実験を複数箇所に配置し、その流動や周辺店舗、近代建築等との連携による回遊実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初想定していた、アメリカへの海外調査、国内調査、実証社会実験、いずれもおおむね計画通り遂行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も計画通り遂行する。事例データベースの整理など人手がかかる調査については、新規の研究連携者、アルバイトなどの確保を検討する。
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Research Products
(1 results)