2014 Fiscal Year Annual Research Report
都心再生に向けた回遊型実証社会実験による都市計画マネジメント手法の構築
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24360253
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
嘉名 光市 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (70381978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐久間 康富 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 講師 (30367023)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 都市・地域計画 / 回遊 / 社会実験 / 都市空間マネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度の回遊型社会実験データーベースの充実をはかりつつ、研究プラットフォームでの研究とディスカッションを深め、その課題や都市像別の手法の類型化、実験検証法手法の評価等をおこなった。また、実証実験と連動させ、次世代型都市ビジョンの仮説的構築とその検証サイクルの志向を検討した。 【回遊型社会実験データーベース】海外:都心における公共空間の賑わい利用を伝統的に実施しており、それらを制度的に担保しつつ、近年積極的なオープンスペースの活用に取り組んでいる都市の取り組みを調査する。平成26年度はイスタンブール(観光と市民生活を共生させる交通政策)、フェズ(観光・地場産業を共生させる市街地環境改善プロジェクト)、セビリア(グアダルキビル川再生プロジェクト)、シンガポール(シンガポール川、マリナベイ周辺の市街地開発)の4都市におけるインタビュー、現地調査を実施した。 国内:近年オープンスペースの賑わい社会実験に取り組みだした大都市の面的展開を調査する。平成26年においては、久留米市(久留米シティプラザ建設を中心とした回遊性向上の取り組み)、熊本市(桜町・花畑周辺地区の公共空間再整備の取り組み)への現地調査を実施した。また、日本全国におけるオープンスペースを活用した取り組み事例の収集を行い、類型化の枠組みを作成した。 【実証社会実験】都心エッジ型として水辺周辺市街地との一体的な回遊を実現する水都大阪等の社会実験を実施した。また、既成市街地型として公開空地、広場を活用した船場博覧会、近代建築をテーマに市街地を回遊させる生きた建築ミュージアム等の社会実験を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初想定していた海外事例調査、国内事例調査、実証社会実験、いずれもおおむね計画通り遂行することが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度にあたり研究のとりまとめにむけて、計画通り遂行する。今年度と同様に、事例データーベースの整理など人手がかかる調査については、新規の研究連携者、アルバイトを確保して遂行する。
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Research Products
(1 results)