2013 Fiscal Year Annual Research Report
イネの耐乾性に寄与する側根形成遺伝子の機能とネットワークの解明
Project/Area Number |
24380007
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
犬飼 義明 名古屋大学, 農学国際教育協力研究センター, 准教授 (20377790)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兒島 孝明 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (40509080)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 発生・分化 / 植物 / シグナル伝達 / イネ / 根 |
Research Abstract |
1) 側根メリステムサイズ制御候補遺伝子群の過剰発現体の作出と特徴解析 候補遺伝子群の過剰発現個体を順次作出し、その表現型を精査することにより実際に側根メリステムサイズの制御に関与する遺伝子を同定した。 2) CRL1およびDMS1転写因子の標的遺伝子の同定 DNA-タンパク質間相互作用ハイスループットスクリーニング法によりCRL1およびDMS1転写因子に直接発現を制御される候補遺伝子を同定した。 3) 側根メリステムサイズの制御遺伝子群の機能解析 上記により明らかとなったLMS1およびCRL1転写因子の標的候補遺伝子、およびL型側根の発育に関わる突然変異体の原因遺伝子について、発現パターンやそれらの機能を解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
側根メリステムサイズの制御に関わる新規遺伝子群の単離、および同制御に関わる既知転写因子群の探索と機能解析が、当初の予定通り順調に進展しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に引き続き、候補遺伝子群の過剰発現個体の作出等を通して側根メリステムサイズの制御遺伝子群を同定し、その機能を解明する。また最終的に、これら遺伝子群のネットワークの解明を試みると同時に、見出された遺伝子群について根系形態改良上の有用性を検証する。
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Research Products
(4 results)