2014 Fiscal Year Annual Research Report
C型肝炎ウイルスの増殖に必須な宿主側因子の解析と新規感受性細胞株の樹立
Project/Area Number |
24390113
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松浦 善治 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (50157252)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | HCV / αヘリックス |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに、VLDL産生系に関わる宿主因子であるApoBやApoE等の肝臓特異的因子がHCVの粒子産生に関わっていることが示唆されてきた。粒子産生におけるアポリポ蛋白の役割を明らかにするために、ApoBおよびApoEのノックアウト細胞を樹立した。ダブルノックアウト細胞では、HCVの感染性粒子産生効率が顕著に抑制されており、ApoBおよびApoEがHCVの粒子産生において相補的な役割を持っていることが示唆された。さらにApoEのみならずApoAまたはApoCの発現によりダブルノックアウト細胞におけるHCV粒子の産生が回復したことから、ApoAやApoCも粒子産生において同様の役割を演じていることが示唆された。アポリポ蛋白質の2次構造解析から、HCVの粒子産生を可能にするアポリポ蛋白には共通した両親媒性のαヘリックスが存在し、このαヘリックスの発現によっても、HCV粒子の産生が回復することから、アポリポ蛋白の両親媒性のαヘリックスがHCVの粒子産生に関与することが示された。さらに、遺伝子型1および3とのキメラHCVを用いても同様の現象が確認されたことから、全遺伝子型で共通して、感染性粒子産生にアポリポ蛋白が関与している事が明らかになった。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(8 results)
-
[Journal Article] Amphipathic α-Helices in apolipoproteins are crucial to the formation of infectious hepatitis C virus particles.2014
Author(s)
Fukuhara T, Wada M, Nakamura S, Ono C, Shiokawa M, Yamamoto S, Motomura T, Okamoto T, Okuzaki D, Yamamoto M, Saito I, Wakita T, Koike K, and Matsuura Y.
-
Journal Title
PLoS Pathogens
Volume: 10
Pages: e1004534
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Acknowledgement Compliant
-
-
-
-
-
-
-