2013 Fiscal Year Annual Research Report
看護職員の職業移動と心理社会的/経済的要因に関する縦断的研究
Project/Area Number |
24390475
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
朝倉 京子 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00360016)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 生恵 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30323124)
佐藤 みほ 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30588398)
富永 真己 京都橘大学, 看護学部, 教授 (40419974)
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00183731)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 職業移動 / 看護職 / 専門職性 / 心理社会的要因 |
Research Abstract |
平成25年度は、看護師の職業移動と心理社会的/経済的要因に関する3か年縦断調査について、①倫理審査の受審、②インターネット調査のシステム開発、③ベースライン調査の3点を実施した。倫理審査は、平成25年6月に東北大学大学院医学系研究科倫理委員会を受審し承認された。 次に、インターネット調査のシステムの開発に着手した。調査は、紙媒体調査票とインターネット上のウェブ調査との2種類の方法で行うためである。インターネット調査のシステム開発は、守秘義務を遵守する専門業者に依頼した。そのなかで、回答者へのフィードバックシステム等を開発し、対象者に対してすぐに自身の結果を報告できるシステムになるよう工夫した。 インターネット調査のシステム開発を終了後、紙媒体調査票の印刷作業を行った。その後、某系列病院の本部に正式な調査依頼を行い、西日本エリアにある系列の病院すべてを調査施設とし、そこに勤務する看護職全数13,700名を対象としたベースライン調査を実施した。調査票の回収状況は、26年3月までに9割方の施設から調査結果を回収した。なお、回収数は5,000を超えた。同時に、次年度以降の追跡調査のため、対象者には紙媒体の個人情報管理票あるいはウェブ上での個人情報入力を依頼した。こちらは調査票よりもやや少ない数(4,000程度)での回収がなされたところである。次年度に入ったら速やかに、調査票および個人情報のデータ入力作業を行う予定である。 なお、今年度は、本調査準備のため24年度までに実施した予備調査の結果を、学会等で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ベースライン調査の実施時期までは計画通りに順調に進んだが、当初、年度内に終了すると見込んだ調査票の回収は完了していない。そのため、年度内に着手できると見込んだデータ入力、個人情報管理データベースの作成は次年度に実施する。
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Strategy for Future Research Activity |
(今後の推進方策) 大規模調査で多くの労力を必要とするため、26年度からは大学院生を雇用し、調査実施の実務の一部を依頼する。 (次年度使用額が生じた理由と使用計画) 調査票の回収が遅れ、25年度内に支払予定だったデータ入力費用の支出が延期され、次年度使用額が生じた。26年度にはデータ入力を依頼し、未使用金とあわせて平成26年度分を使用して、計画通り、追跡調査(第1回目)を実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査票の回収が遅れ、25年度内に支払予定だったデータ入力費用の支出が延期され、次年度使用額が生じた。 26年度にはデータ入力を依頼し、未使用金とあわせて平成26年度分を使用して、計画通り、追跡調査(第1回目)を実施する。
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