2014 Fiscal Year Annual Research Report
中国朝鮮族の移住労働における女性の役割と「トランスナショナルな家族」の研究
Project/Area Number |
24402036
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
鄭 雅英 立命館大学, 経営学部, 教授 (90434703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
呉 紅敏 大阪経済法科大学, 教養部, 准教授 (00469256)
権 香淑 大阪経済法科大学, アジア研究所, 研究員 (00626484)
宮島 美花 香川大学, 経済学部, 准教授 (70329051)
出羽 孝行 龍谷大学, 文学部, 准教授 (20454530)
林 梅 関西学院大学, 社会学部, 助教 (20626486)
玄 善允 大阪経済法科大学, アジア研究所, 教授 (80388636)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 中国朝鮮族 / 移住労働 / ジェンダー / 少数民族教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度につき、研究テーマ「中国朝鮮族の移住労働における女性の役割と「トランスナショナルな家族」の研究」に即したまとめと成果を出せるよう以下の具体的調査研究を行った。担当は、研究分担者間で分業した。 1、中国・延辺朝鮮族自治州における出稼ぎ経験女性へのインタビュー調査 2、韓国・ソウル圏に在住する中国朝鮮族へのインタビュー調査、および水原移住労働者支援センターへのインタビュー調査 3、日本関西圏在住の中国朝鮮族へのインタビューおよび生活実態に関するアンケート調査。 以上をもとに、3回の研究会(5月31日関西学院大梅田キャンパス、7月26日大阪経法大学東京麻布台セミナーハウス、2月1日関西学院大梅田キャンパス)と1回の公開国際シンポジウム(11月15日一橋講堂)を開催した。国際シンポジウムには、延辺大学社会学部金花善教授を招請し、金教授より「中国朝鮮族家族の現況」と題した講演を受けた後、林梅(関西学院大学助教)「朝鮮族村の包摂と排除の仕組みから考える移動」と玄善允氏(大阪経済法科大学客員教授)「留守家族児童の「心のうち」を探る方法の模索―『中国朝鮮族中学生優秀作品選』の資料的可能性と限界をめぐって―」2本の報告があり、その後討論が行われた。 中国の社会状況を反映して、中国内における少数民族状況調査の範囲が限定される傾向にあるという制約条件下で、当初の計画通り、韓国や日本の朝鮮族コミュニティーにおける調査を拡充することにより、朝鮮族移住労働をめぐる女性、家族、教育といった主要研究目的を質的量的に一定水準まで達成することができた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)