2014 Fiscal Year Research-status Report
持続的ハイブリッドクラウドインフラサービスのための拡張オントロジー発見システム
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24500100
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| Research Institution | Kyushu Sangyo University |
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Principal Investigator |
B.O. Apduhan 九州産業大学, 情報科学部, 教授 (60238714)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白鳥 則郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60111316)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 情報科学 / クラウドコンピューティング / IaaSクラウドサービス / ハイブリッドクラウド |
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| Outline of Annual Research Achievements |
今年度は昨年度構築したハイブリッドクラウド環境において、ユーザのアプリケーションの要求に基づいてIaaS（サービスとしてのインフラ）クラウドサービスの効率的な選択を行うサポートメカニズムの開発に取り組み、その延長上で、障害が起こったときにすばやく回復できる弾力性のあるハイブリッドIaaSクラウドへと研究を進めた。
まず、ハイブリッドクラウド環境において、昨年度考案したシステムを精緻化し、オントロジーとマルチエージェントを活用した弾力性のあるサービス検索システムとクラウドオントロジ更新メカニズムを考案した。考案した検索システムについて３種の検索アルゴリズムを用いて実験を行い、分析評価を行い、妥当な評価を得た。
さらに、組織内のハイブリッドクラウドにおいて、ユーザが求めるサービスの利用に失敗、あるいは利用不可能となった際にエージェントベースで代替クラウドサービスを序列づけるシステムのフレームワークを考案した。これは、サービス獲得の際、ユーザの要求と要求されたサービスの正確性と一貫性を維持するために、トランザクション技術を取り入れたものである。その後もこの取組みについて検証を進め、その成果を国際学会で発表した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
障害からの回復について弾力性のあるハイブリッドクラウドインフラサービスのために拡張オントロジーを活用することが本研究の目的であるが、昨年度構築したマルチエージェントとオントロジーを組み合わせたシステムに、さらに代替クラウドサービスを序列づけるサービスを考案することで、その目的を計画通りに達成しつつある。次の段階である適応型ブローカーサービスについても方針が固まった。
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| Strategy for Future Research Activity |
IaaSクラウドサービスにおいて、ハイブリッドクラウド上の、プライベートクラウドとパブリッククラウドを仲介する適応型ブローカーサービスの研究に焦点を当てる。
仲介スキーマ層を提供する適応型IaaSブローカーサービスの開発を目的の下に、実験環境を構築して動作を確認し、仲介スキーマについて調査を行う。意味論的に類似したクラウドサービスに関するすべての情報を一つにまとめてクラスタリングするスキーマを提案することによって、条件の多い選択を精緻に行うことを促進しようとするものである。
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| Causes of Carryover |
実験のためのシステムを構築し、検証実験を行っているが、最近更新されたクラウド構築ソフトウェアを用いて環境を更新した上で、ポータブル・デルタクラウドAPIを導入する必要がでてきた。実験・検証に時間を要するため、成果発表を次年度に行うこととなった。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
予定していた成果発表のための海外出張旅費、並びに学会参加費として使用する。
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