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2013 Fiscal Year Research-status Report

学習・教授プロセス指向の検索を可能にする学習指導案データベースの構築

Research Project

Project/Area Number 24500169
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

林 雄介  広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70362019)

Keywordsオントロジー / 標準化技術 / 教育工学
Research Abstract

当初の予定では,学習・教授プロセスモデルのセマンティックウェブ技術での処理の実装を目指していたが,本年度の研究を進めて行くにあたり,学習・教授プロセスモデルの抽象化作業が不十分であったために当初予定していた計画を変更し,事例の収集とその分析をまずは行うことに変更した.したがって,学習・教授プロセスモデルの処理技術の開発として,セマンティックウェブ技術での実装ではなく,独自のデータ形式であるが求められる機能の検討をふまえた上で,学習・教授プロセスモデルの抽象化や差分抽出,そしてその提示方法について検討した.その結果として,学習・教授プロセスモデルの差分抽出やそれを提示するためのシステムの開発を行った.成果としては,収集した学習指導案を分析して学習・教授プロセスモデルを構築し,モデルの事例とそこに含まれる教授知識の事例,そして,教授知識の分類の拡張を行った.また,構築したシステムでは,学習・教授プロセスモデルを対応する学習指導案と同時に表示することと,その対応関係を明示することで現場の教師に学習・教授プロセスモデルの内容を分かりやすくしている.また,2つの学習指導案を並列して表示し,その差分を強調して示すことによって学習指導案だけでは分かりにくい違いを表示できる.これは自然言語で書かれた学習指導案ではなく,学習・教授プロセスモデルで記述概念と形式を統一することによって構造的な比較をすることによって可能になったことである.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は当初の予定を変更したことにより,標準化技術との対応については進められていない.この点については,来年度に実施することとする.また,当初に来年度で計画していた事例の収集については,今年度にある程度行えたので,その分と合わせてそれほどの遅れは発生していないと考えており,やや遅れているとした.

Strategy for Future Research Activity

最終年度は,残された課題である学習・教授プロセスモデルの処理の完成と標準化技術との対応を検討する.ただし,できるかぎり計画通りの研究遂行を目標とするが,提案する仕組みとそれを使って行える活動の確立を優先するものとする.

Research Products

(3 results)

All 2014

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 教授方略モジュールの組合せによる再構成型授業設計支援の検討2014

    • Author(s)
      林 雄介,溝口理一郎
    • Organizer
      人工知能学会先進的学習科学と工学研究会
    • Place of Presentation
      ホテルグランティア太宰府
    • Year and Date
      20140309-20140310
  • [Presentation] 学習指導案の構造比較による差分可視化システム2014

    • Author(s)
      中田大介,林 雄介,平嶋 宗,溝口理一郎
    • Organizer
      教育システム情報学会中国支部学生研究発表会
    • Place of Presentation
      広島工業大学
    • Year and Date
      20140301-20140301
  • [Presentation] 学習指導案の形成的評価のための授業の設計意図構造分析システム2014

    • Author(s)
      松本明紘,林 雄介,笠井俊信,平嶋 宗,溝口理一郎
    • Organizer
      教育システム情報学会中国支部学生研究発表会
    • Place of Presentation
      広島工業大学
    • Year and Date
      20140301-20140301

URL: 

Published: 2015-05-28  

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