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2012 Fiscal Year Research-status Report

戦後日本における図書館職員養成教育の成立過程について

Research Project

Project/Area Number 24500302
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKinki University Junior College Division

Principal Investigator

川原 亜希世  近畿大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (70331741)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松崎 博子  就実大学, 人文科学部, 講師 (60594124)
三浦 太郎  明治大学, 文学部, 准教授 (40361597)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords図書館職員 / 養成教育 / 司書 / 省令科目 / 司書資格 / 司書講習 / 図書館史
Research Abstract

研究分担者の松崎博子が、2012年度日本図書館情報学会春季研究集会において、「戦後日本における図書館員養成教育の成立過程について:アメリカ図書館学教育の影響」を発表した。これは川原と松崎が、2011年度に日本図書館情報学会研究費助成を受け、東京大学図書館情報学研究室の資料を調査した成果に基づくものである。また、この発表によって、他の大学や個人が、戦後間もない時期の図書館員養成教育に関する資料を所蔵しているといった情報が得られないか、という意図もあった。そのような情報収集の成果はなかったが、松崎はこの発表をもとに論文を作成し、間もなく投稿の予定である。
東京大学の図書館情報学研究室にある戦後間もない時期の文部省関連資料(図書館法成立・改正関係、学校図書館関係、初期の司書講習関係資料)は、非常に劣化が進んでおり、研究を続けるためにも、媒体変換と、劣化を食い止める処置が必要である。この資料を専門家に見てもらい、媒体変換の方法(マイクロ化・電子化)や、劣化を止める方法について相談した。酸化が進んでおり、それを食い止めて長期保存するための処置にはかなりの費用がかかる見通しが立ったので、24年度の作業を見送り、25年度の予算も加えて、25年度に作業することにした。
1945-54年の図書館界の調査のため、岡山県立図書館でこの時期の『図書館雑誌』の調査を行った。雑誌記事索引などでは調べられない、ニュース記事を中心に調査を行った。また、筑波大学図書館で、同じ時期の主要な図書館関係者について調査し、図書館員養成教育成立に関する彼らの思想と行動を追った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

東京大学の図書館情報学研究室にある戦後間もない時期の文部省関連資料(図書館法成立・改正関係、学校図書館関係、初期の司書講習関係資料)は、非常に劣化が進んでおり、研究を続けるためにも、媒体変換と、劣化を食い止める処置が必要である。この資料を専門家に見てもらい、媒体変換の方法(マイクロ化・電子化)や、劣化を止める方法について相談した。酸化が進んでおり、それを食い止めて長期保存するための処置にはかなりの費用がかかる見通しが立ったので、24年度の作業を見送り、25年度の予算も加えて、25年度に作業することにした。
この作業の遅れにより、資料の分析も25年度に見送った。他の文献調査による情報収集は進めているが、メインの資料の電子化の遅れにより、やや遅れている状態である。

Strategy for Future Research Activity

25年度に入り次第、東京大学図書館情報学研究室の資料の電子化と酸化を食い止める処置をするための作業に入る。業者があまり忙しくない春のうちに作業を行う。現在の見通しでは、資料をすべて電子化することは可能であるが、参加を食い止める処置については、費用に応じて優先すべき資料を選んで作業することも考える。
電子化した資料は、今後の作業のためにプリントアウトする。資料の中にある初期の司書講習の資料から、受講生のアンケートをテキストデータ化する。これは手書きのもので、スキャナーでは読み取れないため、アルバイトを使って入力させる。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

25年度に入り次第、東京大学図書館情報学研究室の資料の電子化と酸化を食い止める処置をするための作業に入る。業者があまり忙しくない春のうちに作業を行う。現在の見通しでは、資料をすべて電子化することは可能であるが、酸化を食い止める処置については、優先すべき資料を選んで作業することも考える。この電子化と酸化を食い止める処置に、今年度分および昨年度執行しなかった研究費を充てる。
電子化した資料は、今後の作業のためにプリントアウトする。資料の中にある初期の司書講習の資料から、受講生のアンケートをテキストデータ化する。これは手書きのもので、スキャナーでは読み取れないため、アルバイトを使って入力させる。この作業も電子化の遅れで、作業できなかったため、昨年度執行しなかった研究費を充てる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 戦後日本における図書館員養成教育の成立過程について:アメリカ図書館学教育の影響2012

    • Author(s)
      松﨑博子
    • Organizer
      日本図書館情報学会
    • Place of Presentation
      三重大学(三重県津市)
    • Year and Date
      20120512-20120512

URL: 

Published: 2014-07-24  

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