2014 Fiscal Year Annual Research Report
実滑走計測とシミュレーションを併用したスノーボード・ターンのメカニズム解明
Project/Area Number |
24500722
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
土岐 仁 秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80134055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 圭 秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (50455870)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | スノーボード / 慣性センサ / 雪面反力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,実滑走におけるスノーボード・ターンの運動計測・解析とシミュレーションモデルの要素開発及びターンのメカニズム解明について試みた.ターンのメカニズムを解明するためには,スノーボーダーがどのような操作を行い,ターンが行われているかについて計測・解析する必要がある. スノーボーダーの運動を計測するために,慣性センサ・地磁気センサを搭載し,スノーボーダーの各身体部位に取り付けることができるシステムを開発した.また,ターン中のスノーボードにかかる雪面反力を計測するために,スノーボード板とビンディングの間に複数の小型力センサを搭載し,6分力を計測可能なスノーボード用雪面反力計測システムの開発を行った. 開発した計測システムを用いたスキルの異なるスノーボーダーによる運動計測やスノーボーダーの運動学的解析や雪面反力を用いた運動解析及びこれらの情報を組み合わせた動力学的解析を行い,効率の良いスノーボード・ターンを行うための指標について示すことができた.また,ターンを行うために重要な要素(板のたわみ等)について明らかにすることができ,これらの結果はスノーボード・ターンのシミュレーションに使用することができる.
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Research Products
(5 results)