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2013 Fiscal Year Research-status Report

車椅子カーリング用デリバリースティックの開発

Research Project

Project/Area Number 24500746
Research InstitutionAichi University of the Arts

Principal Investigator

中島 聡  愛知県立芸術大学, 美術学部, 教授 (40281258)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石垣 享  愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (60347391)
Keywords車椅子 / カーリング / ユニバーサルデザイン
Research Abstract

本試みは、これまで独自に試作・改良を進めて来た車いすカーリング用デリバリースティック(以下キュー)のビギナー用とエキスパート用について、将来の製品化を視野に入れた使用性・信頼性・耐久性の向上を目的としている。
平成24年度は現行品に内在する問題点を精査し、それらを解決するアイデアのラピッドプロトタイプを多数制作した。その中から問題点が改善される可能性のある試作をさらに進め、ビギナー用とエキスパート用の目的と特徴を明確に提示した。
ビギナー用キューについては求められる要件(機能・機構・耐久性・価格などの)目標がほぼ達成できるという確信を得たことから、試作検討内容をスタイリングデザインに移行し、発泡ウレタンなどを使用した形状検討試作を行った。この試作では視覚的に違和感のない造形、使用時のグリップ感などの検討を進めるとともに、カラーリングイメージの検討も進めた。
エキスパート用キューについては、より健常競技者の投的フィーリングに近づける必要を確認したため、より広範囲に機構イメージの提案をラピッドプロトタイプで提案し、試作検討を行った。重量や耐久性などの点で問題が散見されたため、よりシンプルな構造の機構イメージ確認試作を行い、現時点では関係者より高い評価を得ている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

ビギナー用キューについてはそれまで右回転、あるいは左回転のみであったが、1本のキューで両回転に対応し、また回転数を調整できるアイデアをペーパーモデルなどで検討を進め、最終的には氷上でスートンを用いて検証した。これにより基本的要件が達成されたため、必要強度の確保とシンプルな構造になるように改良を行い、スタイリングデザインとカラーリングデザインを行った。
エキスパート用キューについてはより繊細なコントロールができる構造を目指し、試作を行った。しかし研究者と設計・製作者との意思疎通に齟齬が生じ、目標レベルには今一歩達していなかった。その後より健常競技者の投的イメージに近づける機構イメージを、ラピッドプロトタイプで提案した所、関係者より高い評価を得た。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度については、ビギナー用エキスパート用キュー共に試作の改良を進め、想定ユーザーによる官能評価と定量評価を行い、機能目標の達成を目指す。
また車椅子カーリングの普及と競技者の増加を目的として、関係者との情報交流を積極的に行う。

URL: 

Published: 2015-05-28   Modified: 2018-02-26  

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